36話 ページ37
…
syp「Aさん」
『な、何？』
ショッピ君が名前を呼ぶとだんだん身動きが取れなくなってくる。…何かの能力なのは間違いないだろう。
syp「Aさん、俺の事をちゃんと見て」
そう言われた瞬間、ぐいっと顔が強制的に持ち上げられた。ショッピ君は何もしてない。なのに何で…
syp「困惑の顔してますね。まぁそりゃそうか」
そう言ってショッピ君はどんどんと近ずいてくる。
…ショッピ君の思想が読めない。殺意は無さそうだけど何が目的…？
syp「Aさん」
もう一度ショッピ君が私の名前を読んだ時だ。
ci「っショッピ！！」
チーノ君の手によって私とショッピ君の距離が離される。途端に体に入っていた力が抜け、手足も動かすことが出来るようになっていた。
syp「ッチ…ええ所やったのに」
ci「流石にやりすぎやアホ。ゾムにバレたら命無かったで？」
syp「はぁ…まぁそうやけど。…あ、Aさんどうでした？俺の能力にかかった気分は」
にやにやしながらこっちを向いたショッピ君。やっぱりあれはショッピ君の能力で間違いないらしい
『ど、どうって…決して良い心地はしなかったけど』
syp「そりゃそうですよ。アレは強制的に相手の力を封じるもんなので。」
ci「ちなみ両方に触れることが出来たら解除出来るで」
syp「あーあ、チーノが居らんかったらAさんとあんな事やこんな事出来たんやけどな〜」
そう言うとまたにやにやと私の方を見るショッピ君。…ショッピ君の煽り顔ほど私はムカつくのを見た事ないかもしれない。
『はぁ…それで何でわざわざこんな事したの？もしかしてもう見定め期間終わりとか…』
syp「いや、ただの遊びですし。それと無闇に俺の事撫で回した仕返しのつもりで」
『遊びにしては大分タチ悪い…』
syp「ありがとうございます」
『褒めてないよ？』
ショッピ君とやらは意外とイタズラ好きなのかもしれない。…辞めて欲しいけど。
『そういえばチーノ君は何の種族なの？』
ショッピ君の事で聞けてなかったな…そう思って聞いてみる。
ci「……俺は」
sha「ただいまーー！！！！！」
バタンっと勢いのいい音がすると同時にシャオロンが飛び込んできた。
sha「ん？ショッピ君とチーノやん。まだ居ったんか？」
syp「あぁはい。…シャオさん来たんで俺たち帰りますね」
『え、でも…』
ci「…また！」
『うん…』
結局、チーノ君の事は何も分からないまま、2人とも帰ってしまった。
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
