35話 ページ36
…
ci「それにしてもAさん、ほんまシャオロンに好かれてますね〜」
syp「シャオさんがあそこまでするの珍しいもんな」
シャオロンの部屋まで送って貰い、シャオロンの帰りを待つ。2人は心配だから、と言ってまだ付いていてくれるそうだ。…本当に感謝しかない。
『確かに…私も結構びっくりしたかも』
ci「シャオロンといいゾムといい…めっちゃAさんに絆されていくやん」
syp「…何か持ってたりするんやないですか？」
そう言って2人はジッと私を見つめる。
『いやいや…そんなわけないじゃん、私は至って普通の人間だよ？』
ci「でも確かに…Aさんそんな感じするんよな。いわゆる無自覚タラシ的な」
syp「分かるわ〜それ」
『いや、そこは否定してショッピ君…』
syp「それは無理っすね」
『何で?!』
人間界の時は後輩との絡みもあまり無かったからか凄い新鮮なやり取りだ。可愛い後輩(1人はこれからなる予定)達も出来てすごく充実している。
『そういえば2人は何の種族なの？』
聞いてなかったな、と思いそう問いかける。
syp「あぁ…俺は簡単に言うと猫ッスね。コネシマさんの猫バージョンみたいなもんです」
ci「いやそれとはまたちゃうやろ…」
syp「要らんことは言わんでええねんチーノ」
裏でこそこそ言ってるがショッピ君は猫人族らしい。…言われてみれば雰囲気か仕草が…どこか猫っぽさを感じる。
『もしかしてだけど…耳とか出せたり？』
syp「あぁ…まぁ一応」
そう言うとぽんっと可愛らしい音がなり猫耳が現れた。後ろではしっぽがゆらゆらと揺れている。
『…か、可愛い…』
屈指の動物好きである私は思わず手を伸ばして頭を触った。ショッピ君の頭思ったよりふわふわしてるな…もしかして猫効果でなってたりするのだろうか
そう思いながらもひたすら撫でているとその光景を見たチーノ君が慌てて手を引っ張った。
ci「ちょ、Aさん！その…あまり猫状態のショッピに触れたら…」
焦った様子でチーノ君は私とショッピ君の間に入る。しかしショッピ君はチーノ君を押しのけてまた私の目の前にやって来る。
syp「Aさん」
そう言ってショッピ君が私の名前を呼んだ瞬間、どくんと脳内に振動が起こった。
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 288人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
