34話 ページ35
…
sha「A!大丈夫やったか？」
電話から数分後、まだ部活中なのかユニホーム姿のシャオロンが駆け付けてくれた
『私は全然大丈夫。でも…』
ちらりと扉に目をやる。無惨にも扉は矢に溢れていてとても使えたものじゃない
sha「うわ…電話で聞いたより酷いな、これ」
そう言ってシャオロンは顔を顰める
『寮の管理人の人とかにも電話したけど…治すの明日になりそうだって』
sha「今学校居るもんな〜…」
まぁ部屋の中は問題無かったし暮らす分には大丈夫だろうけど…
『シャオロンもわざわざ来てくれてありがとう。でも被害は表だけだったし後は何とかするよ』
syp「え、でも…」
sha「いや、それはアカンやろ」
『え、なんで？』
急にシャオロンがショッピ君の言葉を遮る
sha「この状況でここに寝泊まり出来る精神疑うわ…鍵あっても不安やし今日は俺の部屋で寝たらええやないんか？」
ci「え、シャオさん積極的ですね…」
syp「流石年頃の男子高校生っすわ」
sha「ちゃうわ！！俺はただAの身を思って…」
…後ろで何か言ってるがシャオロンの言う通りここで寝泊まりは危険かもしれない。いくら鍵があっても攻撃する手段はあるかもだし…
『…お邪魔していいなら…いい？』
3人でじゃれあっている所申し訳ないがそう言うとシャオロンは「勿論や！」と返してくれた
syp「というか俺ゾムさんにも電話した筈なんやけど…遅いっすね」
ci「シャオロンが早かっただけやないん？」
sha「部活やったし俺グラウンドから近いからな。」
…確か野球してたんだっけ。もしかして今も部活を抜け出して来てくれたのかもしれない
sha「…こんな事もあったし…俺ゾム心配やし探してくるな。それとAは俺の部屋まで送っといてや。」
そう言ってシャオロンは私たちに伝える。
『色々ありがとう…すごい助かる』
sha「全然ええで！じゃあまた後でな」
そう言ってシャオロンは再びグラウンドの方へ行ってしまった。ゾムの事だから大丈夫と思うけど…心配だしシャオロンが居てくれて安心だ
syp「…こんな気味悪いとこ早く離れましょう」
『そうだね、』
後ろをちらりと見る。…無惨にも傷付けられた扉にやっぱり少しだけ恐怖を感じた
ci「Aさーん？行きますよ！」
『あ、ごめんごめん！今行く!』
…生徒会の人達とは限らない。でも前大先生達に言われた言葉がどうしても頭に引っかかっている。
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
