33話 ページ34
…
帰りはロボロ君は用事が出来てしまったらしく、私は再びショッピ君とチーノ君に送って貰う事となった。
ci「Aさん！2年生は振興会どこに行くんですか？」
聞いた所だと振興会は3学年共通の行事で行く場所が違うらしい。3年生は結構遠出するとかなんとか。
『シッマが今年は山登りって言ってた気が…』
syp「山？うわ…良かったわ。先輩の代に生まれんくて」
ci「な…山登りとか今時？って感じやわ」
『凄い言い様だね…私は山登り好きだけどな〜』
syp「いや、Aさんの方が少数派やと思いますけどね」
ci「ほんまに。まぁ俺らは例年通りちっこい遊園地で楽しんできますわ」
お、1年生は遊園地なんだ。異世界の遊園地か…結構気になるかも。ネズミの遊園地とかもあったりするのかな？
そう雑談に花を咲かせながら寮へと戻る。しかし私の部屋がある階に足を踏み入れた時、私達は異様な光景を目撃した。
ci「は、なんやこれ…」
syp「っ…趣味悪いわ…」
階段を上り一番に目に入ったのは、私の寮の扉に大量の矢が打ち付けられていた様子だった。
『…なに、これ、？』
思わずそこに駆け寄ろうとするもチーノ君に引き止められる。
ci「っ無闇に近寄らん方がええ。まだ犯人が居るかもしれん」
syp「とりあえず電話…ゾムさんとシャオさんでええか。」
ショッピ君が電話をかけてくれている間、私はずっと扉の方を見つめていた。…多分犯人は私を狙った人と同じだ。私に相当恨みがあるんだろう、…でもここまでするなんて。
『…こんなじゃなくてきちんと話し会えたら良いんだろうけど…』
ci「え、…」
『でも犯人は望んでないみたい。流石に嫌がらせにしては度が過ぎてるし…』
私の事を快く思わない人は沢山いる。それは最初から、いや、ショッピ君と話してからちゃんと分かっているつもりだ。
でもだからといってこんな卑怯なマネをするのは私として許せない。
『…犯人探し、始めよう』
絶対見つけだして話し合わないと相手も私も変われない。
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
