23話 ページ24
…
『ロボロさ〜…ん、準備終わりました』
登校カバンを持って、今度こそはと扉を開ける。すると今度はちゃんと布のお面と目があった。
…ん。お面？さっきまで被ってなかったような…。
rbr「あぁ、これか？これの事は気にせんでええよ」
私の視線に気付いたのかそう説明するロボロさん
気にすんなと言われても…布に大きく書かれた天という文字、気にならないわけ無いんだけど…。でもここは我慢だA。これ以上変に波風を立てるんじゃない
『ぜ、善処させて頂きますね…』
rbr「んふw、なんやその口調。それにあんさん俺らに敬語とか使わんでええよ？そもそも番とか以前にただの護衛やしな」
『いや、流石にロボロさん相手にそんなの出来ませんよ。さっきのこともあるし…』
rbr「それは全然気にしてないで。それにこれから関わってくのに、ずっとさん付けとか敬語とか嫌やんか」
『じゃあ…敬語は頑張るけど、呼び名はロボロ君でもいい？』
そう言うとお面の上からでも分かるような嬉しいオーラを放った
rbr「じゃあ決まりな！」
顔は見えないのににこっと笑ってくれたような…なんだか身長も相まってか可愛く見えてきてしまう
rbr「よし、じゃあAちゃん食堂いこか」
『そうだね、遅刻しちゃったらいけないし』
rbr「せや。遅刻と言えばやけどほんま"大先生"来おへんな…もう20分以上遅れとるで」
『？大先生って…』
「僕のことやで、Aちゃん。」
後ろで声がしたと思って振り返ると甘ったるい匂いの花束を持った、そして胡散臭い笑顔の男が居た。
rbr「おっっそいねん大先生！それに花買う暇とか無いの分かっとるやろ！」
ut「うわ…まーたホビットが何か言いよるわ」
rbr「ホビットちゃうわ、小人族や！！！」
ut「いや変わらんやろ」
大先生と呼ばれた人は暫くロボロ君と口喧嘩をした後、私の視線に気付いたように言った
ut「Aちゃん、申し遅れたけど僕は鬱って言います、うつくんって呼んでええよ？」
『あ、はい』
そう言いながら花束を差し出してきた鬱さん。…いや今貰ってもはっきり言ってめいわ…これ以上言うのはやめとこう
ut「せや、今から学校サボって僕とデートでもせぇへん？丁度今日はフリーやねん」
『いや…大丈夫かな…うん』
…初対面でデートに誘うような距離感ぶっ飛んでる人に会ったの、初めてかもしれない
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
