22話 ページ23
…
『…生きてる、良かったぁ…』
朝一番、目を覚まして確認したのは自分の生存確認だった。
夜に襲撃されることが無かったのはグルッペンさんから貰った鍵のお陰だろう。
バリアがどうとかで人間以外を弾くものらしい。詳しい説明は私の頭が足りてないからかよく分からなかったけど私の事を守ってくれる大変有難いものだ。
そういえば今日から学校に来いと言われてたし…早く準備して食堂でご飯食べないと
そう思いながら昨日貰った制服に着替えているとピンポーンと明るい音が鳴った。
あ、そういえば護衛の人が来るとか言ってたような…制服のボタンを全部閉めて、念のため覗き穴を確認してみるも、
『…え、居ない…？』
覗き穴の向こうには何にも見えなかった。…何かのイタズラと思いたいけど…昨日の事があった為、少し警戒心を強める。
武器になりそうなフライパンを手に持って、恐る恐る扉を開けてみた。
『なんだ、やっぱ何にも居ないんじゃん』
「居るわ！！！ここに！」
どでかい声が聞こえたのはまさかの下から。目線を下ろすとそこには子供…いや、子供よりかは少し大きいくらいの人が立っていた。
『こ、子供…？』
「なわけ無いやろ…。今日のあんさんの護衛役のロボロや。ちなみにもう1人は遅刻しとる。」
『護衛役…すみません！！うわぁ…また私やらかして…ほんとごめんなさい』
rbr「そんな謝れると俺が申し訳なくなるわ…。あと"ソレ"はよ閉まった方がええんやない？」
と、指さされて私が未だフライパンを握りしめているのに気が付いた。
『はい、…』
肩身が狭い中そそくさと部屋に戻る。
つくづく私って生徒会の人に無礼を働いているな…。
だってシャオロンの事は蹴ったし、シッマの家ではインターホン鳴らしまくったし…このロボロさんには子供扱いに加えフライパンで戦おうとしていたし
ちょっと、今度改めて全員に謝罪しようかな…
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
