20話 ページ21
…
kn「っ…危な!!!」
コネシマさんの声と共に現れたのはナイフのような先が尖った凶器。確実に"ソレ"は私の命を狙った物だった。
あ、これ、マジのやつだ。
今までとは比べ物にならないくらいの殺気を出しているソレは誰かが私を殺そうとして意図して投げた物。
呆気に捕らわれて今無力な私に何も出来ることはない。
次に来るであろう痛みに目を瞑って耐えると
kn「っ何ボサっとしてんねん！」
『…っ、うわ！』
ぐいっと後ろから手を引っ張られてコネシマさんの方へと抱き抱えられる。
そして空いてる左手で扉を勢いよく閉めた。
扉が閉まった瞬間、グサッというナイフが扉に刺さった音がする。
その後力が抜けたように2人とも床に座り込んだ。
『、、コネシマ…さん？』
kn「…っすまん、俺が帰らそうとしたせいや。怪我ないか？」
『怪我は無いです…、助けてくれてありがとうございます』
kn「…一応俺も護衛やからな」
…間一髪だった。コネシマさんが助けてくれなかったらまず私は無事ではないだろう。命すら危うかったかもしれない。
『…もしかして私、最初からずっと狙われていた？』
kn「せやな。俺が目を離した隙にやられたみたいやわ。」
…だからさっき私と視線が合わなかったのか。
『あの、コネシマさん』
kn「…なんや？もしかして怪我あったか？」
『いや…違くて、いつまでこの状況なんですか？』
実況すれば、始めに抱き抱えられた状態でその場に座り込んでいる。イコールずっとコネシマさんにホールドされている状況だ。
kn「……?…っ、すまん！」
今の状況に気付いたのか私から手を離し凄いスピードで後ずさる。
ガンッ！と鈍い音がしたと思うとコネシマさんが扉に頭をぶつけてた。…そんな速度で避けられるとは思っておらず私までびっくりする。
しかし、そんな事よりももっと驚くべきことがあった。
扉にぶつかったコネシマさんの頭から犬のような耳とふわふわの尻尾が生えていたからだ。
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
