11話 ページ12
…
gr「まぁ、早速話をしよう。薄々感ずいているだろうが君のことについてだ」
『、、はい』
gr「ゾムから聞いたかもしれんが、今この世界に開いているゲートは無い。これがどういうことか分かるか？」
そう言ってグルッペンさんは私を見た
『…私が入ってきた理由も、言えば帰る方法がないって事ですよね？』
gr「その通りだ」
やっぱり…。目を背けていたがゲートが無い、番も結んでないとなると私は人間界に帰る方法がない、という事になる
gr「まぁ今回話したいのは後者だな。君も危険な所に長居したくないだろう。それに俺達も出来るだけ早く帰してやりたいと思っている」
gr「しかし帰るゲートが無いなら君が帰る為には方法は1つしかない」
zm「…番を結ぶ、ってことやな」
gr「言われてしまったが、そう言う事だ」
…ん？
『それは…この世界の人と結婚しろって事ですよね』
gr「結婚…あぁ、人間界ではそう言うのだったな」
『え、いや…いきなりそんな事言われても』
gr「そう言うと思って候補は準備してある。抵抗はあるだろうが俺の親戚や出来るだけ人間と似たような者を集めたからその中から選ぶといい」
『その…凄くありがたい話ではあるんですが』
…この人はたかが私の為に人間界へ帰してくれようとしてくれていたのか
そんな人が…本当に危険なのか？
たかが人間一人のためにここまでしてくれる人が、危険だからという理由で私はさっさと帰ってもいいの？
gr「何か不満があるか？」
なかなか答えない私にグルッペンさんは聞いた
『不満と言うより私…まだ一度も帰りたいだなんて言ってませんよ』
そう言った途端一斉に視線がこっちに向いた
gr「ほぅ…そうなのか？ゾム、シャオロン」
zm「確かに…言われてみれば言ってない様な…」
sha「他の人間と比べてどこか冷静やしな」
gr「…シャオロンも言ったように今まで来た人間よりも俺達を怖がってないな」
全く怖くないってことは無いけれど、
『確かに、襲われかけたりもしましたけど…それだからと言ってこの世界にいる人皆が危険とは限らないじゃないですか』
『助けてくれたゾムや一応…心配してくれたシャオロンは私の中でもう危険な存在じゃありません』
『なのに、この世界のこと何も知れずに帰るなんて…それは少し、いや結構嫌だって思ってます』
そう言った瞬間、いきなり皆黙ってしまった
…もしかして私出しゃばりすぎた？
…
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きのこの里(プロフ) - ぱやさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！話の進みほんっとに遅いんですがお付き合い下さい😌 (12月29日 9時) (
レス) id: 444b5d04f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - とっても面白いです!設定も神がかってるし尊敬します、頑張って下さい! (12月29日 9時) (レス) @page19 id: 9356563dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこの里 | 作成日時：2023年12月18日 23時
