crescent～河井ゆずるの場合～ (ページ9)

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＿＿＿＿ユメ＿＿＿＿＿

これは夢なんだから詳しく聞いてもいいよね...

起きたら何も無いんだから。

『ゆずにぃ...』

河井「...ん？」

『諦めるってどういう意味ですか？』

河井「いや...それは...」

『私もう避けません。だから教えてください...』

私が避けてしまっている答えもそこにあるのかもしれない...

河井「.....ホンマに避けへん？」

『はい。』

河井「Aのこと好きやねん。」

『それは...後輩として...？』

河井「ちゃう。AAとして。」

.....あ.....

私が有耶無耶にしてしまった原因はこれだったのか...

のむにぃには=好きか分からない的なこと言ったけど、そんなんじゃなくて私はただゆずにぃの気持ちが分からなかった...

だから自分の気持ちが怖くて認めたくなかっただけなんだ＿＿＿

河井「A？」

『ゆずにぃ...』

河井「何？」

『今まで避けてごめんなさい...』

河井「ええよ。もう避けへんって約束してくれるんやったらな。」

『絶対に避けません。私もゆずにぃのこと好きだから。』

河井「え？」

『先輩っていう意味じゃないですからね。』

河井「ホンマに？」

『はい。バズミキの時にキスされた時から揺らいでたのかもしれません。』

河井「キッカケあれかよぉ...」

『嫌でしたか？』

河井「嫌なわけないやん。それのおかげでAが俺の方振り向いてくれてんから。」

『そうですね。』

河井「.....A.....」

『はい...？』

ゆずにぃは私の目線があうところまで座った。

河井「俺とAじゃ年齢差がすごいけど...俺と付き合ってくれませんか？」

『.....お願いします！』

＿＿＿なんて言ってるけど、これも全部私が作った夢なんでしょ？

自覚したけど朝起きたら振り出しに戻ってるんだから。

河井「まだしんどいやろ？寝とき。」

『はい。』

これも全て夢＿＿＿＿