crescent～河井ゆずるの場合～ (ページ6)

今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:57,811 hit

ー４ページ6

河井side
河井「ちょっと自販機行ってくるわ。」

稲田「あ、はい。」

別に何か飲みたいわけちゃうけど、なんか落ち着かへんくて俺は自販機に行くことにした。

これが後悔することになるなんて、この時の俺は知らん。

『...いと。』

.......この声.......

A？

今やったら話しかけに行けるかもしれへんって思った俺は声のした方に行った。

河井「え.....。」

俺が見た光景は、Aが紅くらげの前田と抱きしめあってるところやった。

あの2人、付き合ってたん...？

やからあからさまなこと言った俺を避けてたん？

そう思うとその場にはおられへんなって、俺はすぐさま楽屋に引き返した。

稲田「河井さん？」

河井「ん？」

稲田「何かありました？」

河井「別になんもあらへんよ。」

稲田「そうですか？」

稲田は昔からよう気付くけど、深くは聞いてこおへん。

やからこの距離感ええねん。

稲田「そろそろ時間ですね。」

河井「行こか。」

稲田「はい、アニキ！」

河井「誰がアニキやw」

仕事は仕事や。

ちゃんと切り替えていかな。

町宮「よろしくお願いします。」

河井「おぉ、よろしく。って、お前かい。」

町宮「僕ですよwまぁ、いろんな意味も含めてお願いします。」

多分しかけるって言ってたやつやろ？

もうそんなことしても意味ないのにな。