crescent～河井ゆずるの場合～ (ページ2)

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Aside
あの日以来、私はゆずにぃを避けてしまっている。

野村「まだ避けてるんかい。」

『まぁねぇ...』

野村「はやく自分の気持ち伝えるかなんかせな。」

『確かにのむにぃにない何かをあの時感じたのは事実だけど...それが好きとはならない...』

野村「それ地味に俺傷つくねんけど。」

『あ、ごめん。』

野村「ええけど。俺は今の距離感キープできたらそれでええし。」

『優し、さすが私の推しやわ。』

野村「お前はいつになっても俺を推しとしか見いひんもんな。」

『当たり前やん。NSC入る前から好きやったのに。』

野村「俺、それ全然知らんかってんけど。」

『まぁ、言うてなかったからね。』

野村「てか、そんな話はどうでもええんやった。ホンマにどうするねん。」

『戻ってもうた...ホンマにどうしたらええんか分からへん。でも、仕事はちゃんとする。』

野村「そんなん当たり前や。」

私の目を見ながらカレーを口に入れるのむにぃ。

あの日、まずゆずにぃに貰ったるって言われた時私の顔は赤くなった。

最初はあんなことを言われたからだと思ってた。

だけど、その後のむにぃに言われた時には何も感じなかったし何も変わらなかった。

私がゆずにぃにたいして何かを感じていることは事実。

でもそれを私は=好きとはできずにいる。