" 初 " 恋【JK】 (ページ6)

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「ジョングクくん、起きてますか？」

深夜に聞こえてきたか細い声

いつもは俺から話しかけることが多いから

一瞬びっくりしたけど、すぐに返事をした

「うん、起きてます」

「良かった。なんだか眠れなくて」

「珍しい、いつもは寝るのが早いのに」

一日中勉強をしているからか、

毎日９時半くらいには寝息が聞こえてくる

今日は特別ななにかがあったのかなと考えてみても

今日のAさんの様子は、いつもと変わらなかった

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「ジョングクくんはどうして入院してるの？」

「交通事故に遭っちゃって、車椅子生活なんです」

「…そうなんだね、」

俺がスポーツを好きだとか、

ダンスが好きだっていう話をしたことがあるからか、

少し声のトーンが下がったAさん

「気を遣わなくていいですよ？お休み期間ってことで、身体も休めますし」

「考え方が素敵だね」

「Aさんは、どうして入院してるんですか？」

今まで一度もAさんの姿を見たことがないから、

少し踏み込んだ質問だとは思ったけど

知りたいと思ったから、聞いた

「目が良くなくて」

「そうなんですね、検査入院ですか？」

「そんな感じ」

濁された感じはあったけど

目が良くないということは初めて知った

視力の低下＿＿＿＿＿にしては、

入院という文字が少し重いような気もする

ただ、眠れないと言ったAさんは

何を思って眠れなくなったのか、気になった

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