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「ヌナ、誕生日おめでとうございます」

「嬉しい、ありがとう〜」



ヌナの誕生日当日、0時を回った瞬間に

起きているか分からなかったけど

勇気をだしてカーテン越しに誕生日を祝ってみた


誰かの誕生日を祝うって、こんなに緊張するものだった?



「入院してから、誕生日を祝ってくれるのって先生とか看護師さんだけだったから、本当に嬉しい」

「良かったです。健康に過ごしてくださいね」

「うん、ありがとう」



明日の朝には、ジン先生やユンギ先生が来て

俺よりも盛大にお祝いをするんだろう


次に起きた時のことを考えると

自然と口角が上がって

このまま気持ちよく寝ようと思ったその時だった



「…っ、オンマ、っ、」



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ヌナが、声を押し殺してすすり泣いていた



「…ヌナ、?」



名前を呼んでも、いつもみたいに返事は返ってこない



.



「…ごめんなさい、」



そう言ってカーテンを開けようとすると、

足元に包帯が転がってきた


…おそらく、元々は巻かれていたような。


それを見て、カーテンを開けるのをやめた


やっぱり、ヌナの口から聞きたい。


どうして入院をしているのか、はっきりと。




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設定タグ:ジョングク , 防弾少年団 , BTS   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:21 | 作成日時:2023年5月3日 12時

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