黒幕は私です【3年A組】

ドーピング ページ22

Aside




隼「でも、あいつドーピングしてたんだろ。ネットで話題になってた。」




石「あ、確かに！」




涼「うん。マイボイでも景山ドーピングってトレンド1位になってたし〜！」




唯「本当にやってたんだ。」




愛「やってたから自、殺したんじゃないの。」




隼「じゃあ、水泳絡みが自、殺の原因で間違いなさそうだ。って事は水泳部の責任だな。」




熊「ちょっと待ってよ！？私たち何もしてないし！！茅野さん余計なこと言わないでよ！」




はぁ〜...。
また始まった。このクラスでよくある罪の擦り付けあい。
たとえ、自分が本当に何もやっていなくても、自分には関係ない、何も悪くない。
そうやって自分のことを棚に上げて、意見も言わずに逃げるんだ。
擦り付けるんだ。





真「花恋、座れ。」




熊「...っ。」




A「...あ...。」




涼「A？どうかした？」




唯「大丈夫？具合悪くなった？」




A「いや、なんでもないよ。」




さ「ちょっとごめん...トイレ。」




A「...っ。」




それは、私も同じだ。
自分のちゃんとした意見も言えない意気地無し。
私も皆と同じで罪の擦り付けあいをしてるんだ。
ちゃんとさっき、さくらは何も悪くないって言ってあげられたら、良かったのに。

答え→←話し合い

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