黒幕は私です【3年A組】

危機感 ページ20

Aside




花「あのさ、少しは危機感持とうよ。」




危機感って言われてもね。
まぁ、私は皆より危機感あるよ。
黒幕だから、常にせんせーや周りを見てないと自分が危ないもん。




美「あたし、4時からオーディションあるのに。」




瑠「最悪、深夜アニメに間に合えばいいか。」




花「だから、危機感！！」




さ「どうしようか...。」




A「んー。」




隼「どうしようもねぇ...サツの助けを待っていれやいい。」





唯「...それ本気で言ってんの？」




隼「あ？」




唯「見たでしょ、警察が動けばウチらがどうなるか？」




逢「確かに、今は先生の言うことに従った方がいいと思う。」




真「言うことに従うって...。」




逢「どうして景山澪奈が自、殺したのか考えるんだ。そうじゃないと本当に誰かがﾀﾋぬ。」




教室内が静まる。
はぁ...回答者はさくら。
皆はさくらを使って自分たちの思った通りのことを回答させるはず...。




隼「だいたい、なんであいつが景山の事なんて気にするんだよ。」




香「そもそも、ぶっきー澪奈がﾀﾋんでから担任になったよね？だったら、関係ないじゃん。」




涼「しかも、一昨年うちの高校に来たばっかじゃん。」




愛「でもおかしくない？一昨年来たばっかの先生が担任になるなんて。」




逢「多分志願したんじゃないかな？」




A「ふーん。」




逢「僕が前に景山のドキュメンタリー映画を取ってたのは、みんな知ってると思うけど、その時に先生が景山をモデルにデッサンを描いているところをみたんだけど、僕が撮影した景山の映像をダビングして欲しいって頼まれたことがあるんだよね。」




せんせー、澪奈の事好きなのかな。
はぁ...なんかなぁ。
別に、私はせんせーの事好きなわけではないんだけどなぁ。

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