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野坂｢…僕もだよ｣
神崎｢え…？｣
野坂｢僕も両親がいないんだ｣
無表情で話す
野坂くんの瞳の奥には
何か、悲しさみたいなものが
見え隠れしていた
野坂｢父は仕事が多忙で
母は育児に疲れ精神が病んでしまった
だからそんな両親は
僕を施設に預けたんだ｣
神崎｢そんな…｣
野坂｢まあ、もうずっと昔の話だけどね｣
笑顔で言っているけど
完全には笑ってない
きっと
野坂くんは誰よりも
寂しかったのだろう
私は本当に
野坂くんについて
何も知らなかった
野坂｢A…？｣
気がついたら
野坂くんのことを抱き締めていた
神崎｢これからは
私が野坂くんのそばにいます
頼りないけど
野坂くんが寂しくないように｣
野坂｢…ありがとう｣
野坂くんは
私の背中に腕を回し
私よりも強く
抱き締めてくれた
_____________________
神崎｢私の家ここだから｣
野坂｢へえ、綺麗なお家だね｣
神崎｢そうかな？｣
野坂｢それじゃあまた明日｣
野坂くんは
私のメガネを外し
おでこにキスをして帰っていった
神崎｢…っ｣
頬が熱い
誰だって
慣れないことをされると
動揺するものだ
うん、そういうことだろうきっと
野坂くんのおかげで
色んなことが変わった
人と目が合わせられるようになった
野坂くんだけだけど
ダンスしている姿を
人に見せられるようになった
これも野坂くんだけだけど
なにより
明日、学校に行くのが楽しみになった
学校行くのが
ずっと嫌だったのに
野坂くんに会えると思うと
不思議と楽しみになる
神崎｢明日も、サッカー部の見学
してもいいかな…｣
今の自分は
好きになれそう
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KANA(プロフ) - お気に入り登録する前に評価しなよ… (2018年9月26日 18時) (
レス) id: 7cbd7746b4 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - Lilyさん» はい！頑張りましょう＼(^^)／ (2018年8月29日 20時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - まーしゅ。さん» 了解です！わざわざありがとうございます！！ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 7c104a684b (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 溟悧さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 7c104a684b (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 輝夜さん» バスケやられてるんですね！！お互い頑張りましょう！！ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 7c104a684b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lily | 作成日時：2018年8月17日 20時
