あやし夜半の星 ページ5
るぅとくんに負けた私はそのまま飲みになった。
キッチンでご飯の用意やらをしていたら、横に来たのはさとみくん。
「引き受けてくれてありがと」
「ひぇっ、」
「ひぇってwwwねえ、ひとつ聞いていい?」
「はい?」
「なんで俺?」
さとみくんの質問の意図が読めなかった。
何故さとみくんを推してるかってこと?
「考え方が好きです」
「へえ?」
「なんていうんですかね、本当にリスナー大事にしてるんだろーなって生放送聞いてて思います」
さとみくんはダメなことをダメと言える。
るぅとくんはやんわり言ったりするけど、ころんくんもさとみくんもキツイ言い方をする。
その言い方がリスナーから厳しいかもしれないけど、リスナーが大事だからこそ言える言葉だと思う。
言葉の一つ一つがリスナーを大事にしてて、イベントで会う度にリスナーを大事にしてたいって言う気持ちが伝わってた。
「あとはあれですね、話し方が落ち着きます」
「そうなの?」
「兄に、似てるからですかねぇ」
「へぇ、お兄さんいるんだ?」
「もう何年も会ってないですけどね」
そんな話をしてるとジェルくんがリビングから叫ぶ。
「A〜お腹減ったで〜はよ〜」
「もう出来たから取りに来てや」
「ほーい」
そう言って取りに来たジェルくんやころんくん。
るぅとくんもルンルンで来たから可愛いなぁと思う。
莉犬くんとななもりさんは作業というか片付けしてたみたいだから私が持っていったら、私の分をさとみくんが持って行ってくれた。
え、紳士?
「Aのオムライス久々やな〜」
「美味しそ〜」
「食べよ食べよ!」
「「「「「「「いただきます」」」」」」」
そう言ってみんなが食べ始める。
そしたら莉犬くんがほっぺに手を当ててる。
お目目がキラキラしてる、漫画かな?
「んん!おいしー!!ちーず!」
「Aちゃんのオムライスはチーズとカレー味なんですね」
「カレー好きだからね私が」
「これは美味しい〜」
ころんくんも黙々と食べてるし、さとみくんもうめぇなって言いながら食べてる。
ななもりさんは既に食べ終えてた、早くない?
私がのんびり食べてるとジェルくんがお酒開け始めてて、宴会みたいになってた。
おつまみになるものもいくつかジェルくんの家に作り置きしてたからそれを食べてる。
マリカーやったり、スマブラやったり楽しそうにしてる。
私、ほんとこの人たちに係わってよかったんかな?
今更ながら不安になってきたぞ…。
☆
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はちみつ(プロフ) - はのさん» 2度もコメントありがとうございます。どちらも読ませていただいておりました!特にこう言う界隈は他界隈への影響も大きので少しでもリスナーの意識が変わったらなーと思いつつ書きました。素敵な作品と言ってくださり、ありがとうございました! (2020年2月3日 2時) (レス) id: fdd37857b4 (このIDを非表示/違反報告)
はの - 二度目のコメント失礼します。完結おめでとうございます!更新お疲れ様でした!!こういうことがありえそうなのが怖いですよね…特にこの界隈は年齢層が低いのでそれも踏まえて、ですよね…考えさせられる素敵なお話をありがとうございました。次回作も楽しみです。 (2020年1月27日 1時) (レス) id: d7c684c614 (このIDを非表示/違反報告)
はの - お話の題名が素敵すぎます…!内容も面白いし現実的で凄く素敵です!こんな素晴らしい作品なのに素敵としか言えない自分の語彙力を恨みます…作者さんのペースで頑張ってください!応援しております!! (2019年9月16日 4時) (レス) id: d7c684c614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舘 | 作成日時:2019年8月5日 3時