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おつかれさま、みかづきあつめておきました ページ17

縁日に出ている食べ物をかなり食べてるころんくん。

太らないころんくん羨ましい…っ!

さとみくんは太りやすいのか食べるものを制限してるぽくて、ジェルくんは変わらずよく食べる。

るぅとくんはちまちまころんくんから貰ってる。

「Aちゃんは?何か食べる?」

「うーん…」

「なんか気になるものとかある?」

「ベビーカステラ…」

「好きなの?」

「はい」

そう頷くとここで待ってて、と言われてさとみくんは人混みに消えた。

既にころんくんたちは3人で回っていて、1人で待つことになった。

さとみくんはやっぱり凄い。

推しだからとか無しに、すごいと思ってしまう。

私が知った頃には既にさとみくんはすとぷりだったけど、普通の会社員でもあったと聞いた。

両立しててあそこまで動画撮っているのは凄いな。

「お姉さん、1人ー?」

さとみくんのことを考えてたら、不意に声をかけられる。

3人組の男だ。

「いえ、連れがいます」

「長いことひとりじゃない?」

「…何か用ですか?用がないならどっか行ってください」

「まぁまぁ、俺らとさ遊ばね?」

「お断りします。」

私だって馬鹿じゃないし、さとみくん推し初めてから所謂夢小説と呼ばれるものでこんなの何回も見てきた。

小説だったら、さとみくんとかほかの人たちが助けに来るんだろうけど、現実はそうはいかない。

「いいから行こうぜ!な?」

「あなたはYouTubeとかゲームはしますか?」

「は?」

「見るけどそれが?」

「そうですか、じゃあそうですねぇ、ゲーム実況してるさとみくんご存じですか?」

「ん?ああ、俺はわかるよ」

「おれも」

「誰だよそいつ」

「その人と同じくらいお金もってますか?そしたら私ついて行ってもいいですよ!!さとみくんと同レベなら喜んでついていきます!そうですね、私GODIVAのチョコも食べたいですし、高級レストランのディナー連れてって欲しいです!ファミレスとかラブホに連れていく男なんて興味ないわ!」

そう言えば、男たちはつまらなさそうにどこかへ行ってしまった。

ざまぁみろと思って立ち上がっていたところを座る。

そしたら、独特な笑い声が私の耳に入る。

引き笑いな感じで、大好きな笑い声。

顔を上げたら爆笑してるさとみくんがそこにいた。

「助けようか迷ってたらwww自分でwwwひぃっwww」

「…すみません、さとみくんの名前勝手に…」

「いんや、かまわないよ」

そう言って出された袋の中身はたくさんのベビーカステラ。



パノラマ・パラノイア→←あの夜の夏祭の匂いを覚えている



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設定タグ:さとみ , すとぷり   
作品ジャンル:恋愛
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はちみつ(プロフ) - はのさん» 2度もコメントありがとうございます。どちらも読ませていただいておりました!特にこう言う界隈は他界隈への影響も大きので少しでもリスナーの意識が変わったらなーと思いつつ書きました。素敵な作品と言ってくださり、ありがとうございました! (2020年2月3日 2時) (レス) id: fdd37857b4 (このIDを非表示/違反報告)
はの - 二度目のコメント失礼します。完結おめでとうございます!更新お疲れ様でした!!こういうことがありえそうなのが怖いですよね…特にこの界隈は年齢層が低いのでそれも踏まえて、ですよね…考えさせられる素敵なお話をありがとうございました。次回作も楽しみです。 (2020年1月27日 1時) (レス) id: d7c684c614 (このIDを非表示/違反報告)
はの - お話の題名が素敵すぎます…!内容も面白いし現実的で凄く素敵です!こんな素晴らしい作品なのに素敵としか言えない自分の語彙力を恨みます…作者さんのペースで頑張ってください!応援しております!! (2019年9月16日 4時) (レス) id: d7c684c614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月5日 3時

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