［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。 (ページ9)

今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:152,858 hit

８話ページ9

.

起きた時にはすっかり夜だった

周りにいた動物達も住処に帰ったらしく、微妙に寒い

･･･帰ろ

レイちゃんとか怒りそうだし

家の方向へ足を進める

途中で襲ってきた熊とかは仕留めた

で、家の前について降ろし、肉を切り取る

それを家の中に持って入ったらビビられた

｢Aちゃん！どこ行ってたの！？｣

でたよ心配するやつね

『説教後でにしてくんない、肉直さなきゃだし』

私の肩を掴んでる手を離してもらって、肉を直す

ついた血を洗い流して、元の場所に戻った

途端にレイちゃんに正座をさせられる

｢もう！どんだけ心配したと思ってるの！？
今まで何してたの！｣

『小動物に囲まれて寝てた』

警戒野郎組がは？って顔してるけど事実です

｢家で寝なさい！｣

『…家で寝れないから外で寝てたんだけど』

小さく言って頭を抑えた

頭痛が酷い

｢家で寝れないって…どういう事？｣

聞こえてたのかよめんどくせぇな…

『人の気配が多すぎてまともに寝れないの』

｢そ…っか、そうだとしても！遅くなるなら一言言ってね！｣

大きい声出すのやめて欲しい、ほんとに

頭に響く

私は頭痛が痛いとかいうアホな発言はしません

｢Aちゃんっ！聞いてるの！？｣

あーもう！

『何でそんなに私に構うの』

｢そ、れは、心配だから！｣

『うん、じゃあ何で心配なの』

｢え、、？｣

『貴女はこの家に住んでいる住人で、私は居候
そーいう関係でしょ？違うの』

レイちゃんの目を見据えて問いかける

少しだけ、その目が揺れた

｢私は、Aちゃんのこと友達だと思って…｣

『あっそう、なるほどね、じゃあ言うよ
私と貴女は友達じゃない。

ましてや心配される程弱くもない』

頬に鋭い痛みが走った

あァほら、こうなった

うん、やっぱりね

これで、嫌ってくれた

｢Aちゃんが私をどう思ってても！私は友達だと思ってるの！
その友達を心配して何が悪いの！？｣

それだけ言って、レイちゃんは泣きながら寝る部屋に駆け込んだ

暫くの沈黙を破ったのは

｢何なんだよお前は｣

エース君

『何が』

｢得体の知れないお前をあいつは受け入れたんだろ
帰る所の無いお前にここを与えたのもあいつだろ！｣

『･･･頼んでない』

勢い任せに胸倉を掴まれて壁に叩きつけられる

｢お前は何なんだよ！！｣

『…知らないよそんなの』

.