［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。 (ページ33)

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番外編３ページ33

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｢おいA！特訓やろーぜ！｣

毎日のように言ってくる言葉

エース君は本当に脳筋だね

『まぁいいけど…』

｢Aちゃん！私ともやろーね！｣

｢俺ともーっ！｣

｢俺もやる！｣

『全員じゃん』

結局了承すれば、俺から！と前に出てきたのはルフィ君

杖をサボ君に預けて、軽く準備運動をする

『ん、いーよ』

｢よーし、じゃあいくよ…始めっ！｣

ぱっと飛んでくる拳を避けて、一瞬で首に手を当てる

『ゲームオーバーね』

｢1本！Aちゃんの勝ち！｣

｢早すぎだろ｣

｢何したんだ今…｣

今日はちょっと本気なだけなんだけど

まァ、本気で戦ったことなんか無かったもんね

『次』

｢俺だな｣

そう言って立ち上がったのはエース君

杖を返してもらって、鉄パイプに変形させる

地面に突き立てたそれを足で蹴飛ばし、クルクルと回した

｢いくぞ？…始めっ！｣

ガキィン___

…やっぱりエース君が1番、動きが短調だ

真っ直ぐ突っ込んでくるところはルフィ君と変わらない

自分に向かって振り降ろされるそれを避けて直ぐ背後に回り、首筋に鉄パイプを押し当てた

『ゲームオーバー』

｢1本だ、Aの勝ち！｣

｢Aちゃんいつにも増して動きが早いね…｣

『今日はちょっと本気なだけ』

今なら木とかぶっ倒せそう

｢そっか！じゃあ次私ね！｣

レイちゃんとの時は基本組手だから、もう1度サボ君に杖を預けた

レイちゃんの強さは微妙なんだよな

｢いいか？…始めっ！｣

頭を使う戦い方をするレイちゃんは、その分隙が出来やすい

『軸がぶれてる』

｢ん、｣

さらさらと避けつつ、指摘をしていって

唐突に拳を手で受けてから上へ流す

その流れのままに首元へ足をもっていったら

『ゲームオーバー』

｢1本、Aの勝ち｣

｢ぅぇえ、俺勝てる気しねェよ｣

杖を…変形させたままだったから鉄パイプか、を投げ渡される

受け取ってそのままクルクルの回せば、前にサボ君が来た

『サボ君に勝てたことあったっけ』

｢半々だよな｣

へへっと笑うサボ君を見ると最近可笑しい

心臓がうるさくなる、訳わかんない

｢じゃあいっくぞー？…始めっ！！｣

ルフィ君の元気いい合図を聞いて、少しだけ睨み合う

突き立てた鉄パイプを蹴れば、サボ君が飛んできた

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