［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。 (ページ4)

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３話ページ4

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･･･は？

『すいません、分かるようにお願いします』

｢は？だからイーストブルーのゴア王国の外れにあるコルボ山だって｣

シルクハットの少年よ

日本にそんな所はござらんよ

取り敢えず整理しよう

『えーと…崖に呼び出されて、言ってみれば告白で？その告白を断ったら崖から突き落とされて？目が覚めたらここにいた？は？訳わかんない、』

ブツブツ呟く私を不審に思ったのか鉄パイプを目の前に振り下ろされた

あと数センチで私の頭はかち割れています

波瑠ちゃん助けて

｢お前は何者だ、答えろ｣

何者…何者？

｢おい聞いてんのかよ｣

黙っていればより目つきを悪くする黒髪ツリ目少年

何者か、ですって？

『そんなの、私が知りたい』

鋭い目つきで私を見るそいつを睨み返してやる

正直、不審に思われるなら好都合

･･･殺してくれるかも、しれないから

私は死を望む変な人間だ

いや別に珍しい事でもないと思うけど

睨み合う私達を見てレイちゃんがアワアワしてる

｢え、エース！Aちゃんも！取り敢えず落ち着こうって！ね！？｣

そう言って、黒髪ツリ目少年…きっとエースって名前だろう

エースの鉄パイプを掴んで引かせるレイちゃん

はぁ、と１つため息をついて、今更気づいた私の手にある謎の杖

わ、魔法使えそ、じゃなくて

私は気づいたのだ

きっと、ここはONE PIECEという漫画の世界だと

見た事ある3人の少年

多分麦わら帽子がルフィ、主人公だろう

で、威嚇してくる少年エース、兄でしょうね

シルクハット君はサボ、これも兄

トリップ…てやつか…

本当に最悪だ

波瑠と遊べると思ったのに何なんだ

明日だぞおい

『も、さいあく…』

途端にグニャりと視界が曲がって、プツンと私の意識は途絶えた

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