［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。 (ページ28)

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２７話ページ28

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私とレイも、出航の時が来た

｢Aちゃん船はあるのかい｣

『あー…要らない』

浮遊魔法を使えば飛べるし、イーストブルーはあんまり気候は変わらないし

『自分で買う』

ぐーっと伸びをしてから、見送りに来てくれた皆に向かって言う

『私はラークスパーってゆうお花が好き』

覚えてて、と言いルフィ君を抱きしめる

｢どうしたんだよ、A｣

『ん～…よしっ』

満足、と言えば笑って頭を撫でてくれた

もう、私より背高いんだもんなぁ

｢A～！また会おうねっ！｣

『当たり前でしょ、私の大好きな妹さん？』

｢ふふっ、私も大好きだよお姉ちゃん？｣

2人で笑いあって、もう1度見送りの人を振り返る

『あ、ダダンさんにさ、"今までお世話になりました、大好きです"って伝えて？』

その場にいたドグラに頼んで空を見上げた

首元の石を触って呟く

『サボ君、私も海に出るよ。待っててね』

杖を取り出して、元の大きさに戻して浮遊魔法を使う

空中で一回転してから手を振った

『じゃあね、皆。新聞毎日見てよ』

｢Aー！頑張れよー！｣

手を振ってくれるルフィ君に笑顔を返して、親指を立てたレイに私も親指を立てて、

空を飛んだ

私を待つ冒険に心を踊らせて

これから先の出会いへの期待で不安を打ち消して

『適当に、頑張るかぁ』

待っててね、サボ君

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