［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。 (ページ12)

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１１話ページ12

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朝起きて靴と武器を磨く

それからご飯を作る

私は変わった

相変わらず表情は動かないけど

『レイちゃん、起きてね

エース君！サボ君！ルフィ君！お肉無くなるよ！』

｢｢｢んだとォ！？｣｣｣

三人同時に起き上がって少し面白い

『おはよ』

｢おー、はよ、肉は？｣

『あるよ』

｢おはよ、Aっ！｣

｢肉ぅぅぅぅ！あ、Aおはよー！｣

穏やかにおはよって言ってくれるサボ君とは正反対に、ルフィ君は叫んでから私に突進(抱きついてる)してきた

吐くわ

全員をちゃんと起こすようになりました

｢Aちゃんおはよー、今日の朝ご飯何ー？｣

『おはよ、レンちゃん。今日のメインはロールキャベツ』

レイちゃんと喋るのに躊躇いが無くなった

1番変わったと思うのは

｢A、髪切ったんだな｣

『まぁ自分でだけど』

そ、髪が短くなった事

首にかかるかかからないかくらい

割と気に入ってる

元から軽くウェーブのかかった緩い天パの髪だったから

別にどうでもいいけど

｢おいA、目｣

エース君の言葉にハッとしてキリッとしなおす

この会話は凄く頻繁に行われてる

死んだ目をどうにかしろ、って言われて、頑張って頑張ったらできた

努力というものを初めてしたよね、うん

｢Aちゃんとエース、仲良くなったね～｣

お花を飛ばしながら言うレイに、エース君と顔を見合わせた

『なかよく？』

｢んな事ねェだろ｣

『だよね』

あ、ルフィ君が自分の食べ終わって私の見てる

『･･･ルフィ君』

｢な、なんだ！？｣

『あげようか』

｢良いのか！！？｣

あァ、可愛い

ほんと癒し

『いーよ、はい』

皿ごとロールキャベツを渡せば、キラキラした顔でお礼を言って食べ始める

それを見つめてたら頭を叩かれました

why

｢ほんっとルフィに甘いよな～Aは、｣

『んな事ないでしょ、皆平等』

サボ君の言葉にそう返せば、どこがだよ、だって

私からの愛が分からないなんてっ！(真顔)

｢どう考えてもお前はルフィに甘ェ！｣

｢そうだねー、私にも優しくして下さい｣

エース君にビシッと指を刺されて、その指折ってやろうかとか思ってない、決して

『その指へし折ってやろうか』

あ、本音が出ちゃった、隠せてないよ

｢やっぱりルフィに甘ェだろ！｣

怖がってそう言う顔はなんか、良かったよ

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