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62話 ページ37

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「ちょっとAちゃん聞いてた!?」



『聞いてないです』



「何で素直なのよ!」



あぁ、デジャブ



またもや自己紹介をされてるんだけど



『私覚えれないですし、喋りたいその時に教えてくれた方が楽ですし』



「コアラ様、良いですよ。私が覚えていますので」



クロカくん様付けない!と今度は別の事に怒るコアラさん



いやー、レイ並に感情豊か



「分かった?Aちゃん!」



『あ、ごめんなさい。聞いてなかったです』



「サボ君が2人になったみたい〜っ!」



もおお!っと可愛らしく怒るコアラさんに、周りの人が頷く



『サボさん?』



「参謀総長で、実力は確かなんだけどね…」



「人の話聞かなくてな、自分勝手でいつも振り回されている」



「あ、ハック」



コアラさんの話を途中から誰かが引き継いで何だ何だ、と思っているとまさかの魚人さんが出てきた



『ちわ』



「あ、あぁ…魚人空手の師範代、ハックだ。よろしく頼む」



『Aです。宜しくお願いします』



「クロカでございます」



笑って挨拶をすれば、その他の方々の顔が赤くなった



普通はここで熱ですか?とか言うのかもしんないけど、残念ながら私は確信犯です



『ふふっ、リンゴみたい』



試しに1番近くにいる人の頬を撫でれば、耳まで赤くした



「Aちゃん…確信犯だね…?」



『さぁ、どうでしょう?』



クスクスと笑えば、溜息をつかれた



あー、楽しいのに、楽しくないのは

何でかな



『あ、サボさん』



「ん?おー、A!」



結局奢ってもらうなんてせず、ちゃんと自分で払いました。ケーキ代



『お仕事ですか?』



「まぁな、、計算合ってくんなくて困ってんだよ」



どれ、と紙を見せてもらい、ペンを借りる



『んっと、、、っで……はい!』



できた!と渡せば、目を真ん丸くして驚く姿に自然と口角が上がった



「わ、合ってる!すげェなお前!計算早すぎだろ!」



『まぁ、依頼上でそーゆーのもしてましたし…うちも書類式だったから』



「さんきゅー、助かった!」



『いえいえ、』



ヒラヒラと手を振って去っていくのを見送って、気付いたらまた手がチョーカーを触っていた



はぁあぁ…と溜息をついて座り込む



サボさんの前だと、気が抜けて仕方ない



笑顔が剥がれそうになる



そーゆー空気纏ってるから凄い怖い



『迷惑は、かけない…』



小さくよしっ、と意気込んだ



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作者名: x他2人 | 作者ホームページ:http://Nano  
作成日時:2017年11月14日 1時

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