［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。-2- (ページ20)

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４５話ページ20

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んん、と伸びをしてベッドに寝転ぶ

クロカは買出しに出掛けた

つまりは暇

ちなみにお金はどこから出ているのかというと海賊である

襲ってきた海賊を返り討ちにして海軍に引き渡す

船に乗ってたお宝も貰えるし賞金首なら賞金貰えるし

一石二鳥ブイブイだ、はっ

『寝よっかな…』

出たアクビにそう考えついて目を閉じれば、窓を何かがノックした

あぁ、ニュース・クーか

『新聞ちょーだい』

お金を渡してから受け取って広げれば、1面に自分たちの事が書かれていた

『謎の情報屋ラークスパー、イーストブルーの若き旅人、ねェ…』

まぁ若いけど、やめてよ舐められるじゃん

電伝虫の番号、海軍基地に置いてきて正解だったかな

ほら、さっそくかかってきた

『はい、ラークスパーです』

｢おお、あんたがラークスパーか！｣

『依頼ですか？』

｢まぁ依頼だな！サルビ島に来れるか？｣

無人島…のはず…

『明日の夕方頃になりますが』

｢あァ、構わない！｣

『では、お名前お聞きしても？』

｢俺ァシャンクスだ！また明日な！｣

ガチャ、という気の抜ける声と共に切られた電伝虫を見つめる

シャンクス…って四皇の？

赤髪の人？…まぁ、ルフィ君のお礼に挨拶行こうと思ってたからいいや

『もー船出さなきゃなー』

｢出航しますか？｣

いつの間に帰ってきたクロカよ

乙女のように悲鳴をあげるなど私はしないぞ

『ん、出航』

｢御意にございます｣

さてさて、目指すはサルビ島

｢なるほど、そんな事が……｣

『そー、めんどいけど依頼なら仕方ないよねー』

ゴロゴロしながらクロカの作ってくれたジュースを飲む

こら、そこ！太るとか言わない！

『見えたー、、無人島だよね』

｢その筈ですよ｣

岸に停まっている船の横に錨を下ろす

甲板からその船を見上げれば赤い髪の人と目が合った

はぁ、と溜息をつく

『ラークスパーです。赤髪のシャンクスさん』

警戒しているクロカを宥めつつ声をかければ、笑顔が帰ってきた

｢こりゃァ驚いた、女の子だったのか！｣

まぁ上がれよ！という声に甘えて、ヒョイと飛んで船縁に立つ

『命令、この人達に手出ししないこと』

｢御意にございます｣

よろしい、と頭を撫でれば嬉しそうに笑った

『それで、何の御用です？』

ヒールの音を響かせて甲板に降りれば、銃口を向けられた

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