［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。-2- (ページ15)

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４０話ページ15

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正直、面倒事には関わりたくないけど、情報屋で有名になる予定だし

色んな事に首突っ込む方が有名にはなれるでしょうし

仕方ない

｢この島の女達は、皆海賊に捕まってるんだよ｣

『ふーん、やっぱり』

売られたか、もしくはメイド的な事をさせられてるんでしょ

｢召使いの様に扱き使われていてね…うちの娘も連れてかれちまった｣

『…クロカ』

｢はい、隠家(あじと)は港につけてある船です｣

『そ。おばちゃん、ありがとね。娘さん連れてくる』

おばちゃんが何か言ってるけど、取り敢えず無視して

港の方へ向かう

『あ、クロカ武器は？』

｢マリージョアから逃げる際に自分の物を持ってきました｣

角張ったS字型の片手剣

『コピスか』

｢左様でございます｣

護身用の銃も買ってやんなきゃな

『クロカ、』

｢敵勢力は100人弱です｣

『んー…じゃあ、私正面ね。クロカは退路塞いで』

｢御意にございます｣

よし、と船の前に立つ

ヒョイ、と飛んで船縁に上がると一斉にこっちに視線が集まった

｢おいおい、可愛い姉ちゃんじゃねェか｣

｢旅人か？この島のモンじゃねェな？｣

『んと、悪いけど。全員死んでくれる？』

ニヤニヤしやがって気持ち悪い

足のマグナムを取り出して脳天をぶち抜いた

それに怒って走ってくる奴等は素手で倒していく

『バカみたいに剣振り回したって、一太刀も当たんねェよ』

｢調子に乗んなよ女がぁ！｣

怒った奴ほど動きが単調になる

振り下ろされた剣を武装色で受け止め、蹴りを入れていく

後ろから振り下ろされたものは敵と自分の位置を入れ替えて防ぐ

そうこうしている内にクロカも倒してたみたいで残り船長だけになった

その船長さんの首にはクロカの刃

『で、船長さん。女性達どこにいんの』

｢せ、船内の、地下にいる…！｣

怯えた目で助けてくれって訴えられるけど、知らない

『鍵とかしてるの？』

｢これだ…！扉の鍵だ…！｣

投げて寄越した鍵を受け取って目を見る

嘘はついてないね

『クロカ、』

親指を下に向ければ、ガッとクロカが頭を殴って船長さんは気絶した

『縛っといて、解放してくる』

｢御意にございます｣

鍵をクルクル回しながら階段を下る

『うわ、暗すぎ』

電気を探してパチッと付ける

『お嬢さん方、助けにきたよ』

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