28話 ページ2
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『ふわぁ…』
欠伸をしながら空を飛ぶ人間
それ、私です。
あ、知ってる?はいごめんなさい
『そろそろ島が見えるはず…』
空には誰がいるわけでも無いから独り言も大きくて
何か寂しくて横に居た鳥を撫でた
てか島見っけた
『んん…割と栄えてる、かな』
人のいないところに降り立ち、ぐーっと体を伸ばしてから、街の方へ行こうとすると緑頭の剣を持った人が居た
まぁ興味はないので放って去るけど
船買うのに働くか、面倒いな。と思いつつ足を踏み出せば、その剣士さんと目が合った
「おい、お前」
うーわ、話しかけてきたよすげーやだ
目つき悪いし怖いー(棒)
「おい聞いてんのか?」
『ハイナンデショウ』
「港まで案内してくれねェか?」
関わりたくないよオーラを出しつつ言っても分かってくれないのはバカだからですね、そうなんでしょ
『私この島の住人じゃないし、今来たばっかりだから』
「じゃあお前の船の所まで行きゃ港だろ」
船で来たわけじゃないんだなァこれが
『何なんですか、迷子ですかいい年して』
「その言い方はやめろ!」
『あ』
…この人面白い←
『仕方ないですね、一緒に街見ましょう。そして港を探しましょう』
「何だお前、迷子かよ」
『貴方と一緒にしないでくださいポンコツさん』
誰がポンコツだ!と怒る剣士さんの手を引いて街の方へ足を向ける
『ご飯食べましょう』
「おー」
あ、結局一緒に回ってくれるのね
いやなら最初からごねるなよ
匂いのする方向へ歩いて一つの酒場をみつけた
『ここにしましょ、いい匂いする』
「いい酒あんだろーな」
『知りません、ちわーっす』
悪魔みたいな顔してる剣士さんを放置して酒場に入れば、すぐ追いかけてきて隣に座った
『おっちゃん、何か食いもん』
「あいよ!お兄さんもかい?」
「あァ」
剣士さん愛想悪い
運ばれてきたピラフなるものを食べる
「そーいやお前名前は?」
『ビトレイド・フィア・D・A。Aでいいよ』
剣士さんは?と食べるのを止めずに答えてから聞く
ピラフ美味い。この店当たり
「ロロノア・ゾロだ。ゾロでいい」
『ふーん。海賊狩りのゾロさん、ね』
「知ってたのか。海賊狩りを名乗った覚えはねェんだがな」
お前は何してんだ、という質問に手を止める
『私は情報屋。…ラークスパーだよ』
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作者名:祥 x他2人 | 作者ホームページ:http://Nano
作成日時:2017年11月14日 1時