［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。-2- (ページ39)

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６４話ページ39

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サボさんの部屋で机に座ってるなう

ちなみに私は情報をペラペラと喋っていて、それを聞き取ってクロカが紙に書いていく

まぁ、何度もやってる行為だから慣れてるんだけど

…そんなに見る必要ある！？って位にサボさんが見てくるんだよねェ

『で、その国でのパーティー中に地下へ誘い込まれたものは人身売買(ヒューマンショップ)行き
武器密輸も行っている可能性が高い』

私は偶にされるクロカからの質問に答えつつ淡々と語っていく

手にはクロカの書いた紙

不備が無いかの確認をしていく

『…で、そこの海軍は麻薬取引に関わってる』

この位かな、と改めて積まれた紙を見てみると凄い量になってた

『私の脳内って割りと凄かったんだなー』

ボソッと呟けば、横から何かが突進してきた

いや、何かじゃない。コアラさんだ

『何してるんですか』

｢すっごいねAちゃん！天才だよ！｣

『クロカが優秀なんですよ。私は喋ってるだけなのに、不備も漏れも無し』

今は種類毎に分けてる

｢有り難きお言葉でございます｣

あら、聞いてたの

｢書類仕事任せられそうだな｣

『はい、何なりと！』

ニパッと笑えばコアラさんからの抱き締める力が強くなった

内臓潰れる、死ぬ、死んじゃう

｢コアラ、Aが死にかけてる。お前馬鹿力何だから手加減しろよ｣

｢馬鹿力って失礼でしょ！この要件人間！身勝手野郎！｣

｢はぁ？事実を言ったまでだっつの！｣

何でここまで大喧嘩に発展するのか些か分からん

『ふふっ、仲が良いんですね？』

｢良くねェ！つーかその敬語とさん付け他人行儀だから禁止な！｣

｢あー！狡い！私も！｣

喧嘩の勢いを引き継いだまま言われても怖い

苦笑いで頷けば、2人とも満足したようで、さっきの怒りはどこへやらって感じだ

『じゃあ、サボ…と、コアラちゃんで』

｢おう！｣

｢Aちゃん可愛い～っ！｣

コアラちゃんはまず抱き着いてくるのをやめて下さい

適当にぽんぽんと頭を撫でる

｢あ、そういえば、Aって戦闘できんのか？｣

『まぁ、それなりに』

｢じゃあ、手合わせするか？｣

意地悪く細められた目が、幼いサボ君とそっくりで

『いいよ、やろっか』

慌てるコアラちゃんを置いて、2人で外に向かう

『久しく暴れてないなー』

｢暴れるって…物壊すなよ？｣

『そっくりそのままお返ししますー』

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