＃３０ ページ32
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｢ねる｣
｢寝るゥ!!?｣
｢この事態に!!?こんな道の真ん中で!!?｣
頭の後ろで手を組み、完全に寝る体勢に入っているルフィにクスクスと笑う
｢島を出る気はねェし、この島で何が起きてんのかも興味ねェし、ちょっと眠いし
ねる｣
｢｢は!?｣｣
サンジは訳が分からねェ、という顔
ゾロは頭を抑える
｢…勝手にしろ!!!死んじまえ!!!｣
ナミさんはそう怒鳴って帰っていった
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いつの間にか寝てたみたいです
目を開けたらサンジの顔が目の前に
いやいや、デジャブ
｢やっと起きたな｣
『ふわぁ…まだ眠い』
どつやらサンジの膝を枕にして寝てたようで
｢多分だが、今から戦闘だぞ｣
『ほんとに!?』
ガバッと起き上がって服についた砂を払う
ズキン、と頭が痛み、一瞬だけ顔を顰めて両手にグローブをはめた
｢頭痛薬は？｣
『持ってないわ』
｢大丈夫かよ｣
『大丈夫よ、多分』
眉間に皺よってんぞ、と押されてガンガンする頭を抑える
『気が紛れればなんとか…んっ』
｢気、紛れたか？｣
急にキスをされ、離れて見えた顔は悪戯っ子みたいな悪い顔
『〜〜っ、バカ！』
蹴ろうと足を振れば軽々避けられ、余計に腹が立つ
｢おいてめェら、イチャついてんじゃねェよ｣
｢うっせーなー、クソマリモが｣
『イチャついてないわよゾロ！…さん？』
何て呼べばいいの、と首を捻れば呆れたように溜息をつかれた
｢…ゾロでいい｣
『了解、あたしはレイス。よろしくね』
｢あァ｣
そこまで喋って、ゾロは刀を抱えるようにベンチに座った
私はそこに片足を乗せてタバコに火をつける
｢ルフィ……
助けて…｣
泣いてるナミさんに麦わら帽子を被せ、ルフィは大きく息を吸った
｢当たり前だ!!!!!｣
スタスタと歩いてくるルフィに、タバコを揉み消す
｢いくぞ｣
『｢｢｢オオッ!!!｣｣｣』
口でグローブをしっかりとはめ直し、サンジにアイコンタクトを取ってからナミに近付いた
『肩見せてもらっていい？』
｢え…｣
まだ泣いてるナミの頭を麦わら帽子の上からわしゃわしゃと撫で、その手を頬に滑らす
『泣くだけ泣いて、弱音も吐くだけ吐いて
ケリ、つけにいこう？』
｢っ、うん…っ！｣
グッ、と抱きしめ、震える体をポンポンと撫でた
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
