＃２５ ページ27
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｢うわあああああん…｣
いつまでも泣いてるヨサクという男にルフィが話しかける
｢おいいつまで泣いてんだ、元気出せよ｣
｢だっで感動じだんでやんず!!!
おっぱれな別れっぷりでじだ、コックのアニギ、パティシエのアネギ……!!!｣
『アンタ泣くのはいいけどこの進路ちゃんとあってるのよね？』
煙草頂戴、とサンジに貰って火をつけつつ片足を立てて座る
船首に座ってるルフィが腕を上げた
｢あー早くナミ連れ戻して"偉大なる航路(グランドライン)"行きてーなー!!｣
｢やけに嬉しそうだな、ナミさんが帰って来てもまだたったの6人だろ？
本当に6人でグランドラインへ行く気かよ
海をナメてかかると痛い目みるぜ!?｣
『仲間集めならグランドラインでもできるんじゃない？』
｢そーぉさ！なんたって"楽園"だもんなー｣
｢楽園？海賊の墓場だろ!?｣
サンジのその言葉にルフィはしししし、と心底楽しそうに笑った
｢レストラン出る前にさ、オーナーのおっさんが教えてくれたんだ
グランドラインを楽園と呼ぶ奴もいるんだと!!｣
｢クソジジイがそんな事をね…まァ俺はナミさんが一緒ならたとえ二人きりでも…｢甘すぎるっすアニキ達!!!｣
やらしい顔を浮かべながら言ったサンジを遮って、さっきまで泣いてたヨサクが声を荒らげる
別にサンジのアレは今更なので傷ついたりはしてない
…多分
｢大体アニキ達はグランドラインを知らなすぎる!!!
今回だってその辺の認識があればゾロのアニキ達もあっしと一緒に引き返して来たはず!!!
ナミの姉貴が向かった場所がどんなに恐ろしい奴の元かって事くらい、理解できた筈なんす!!!｣
バン、と自分の膝を叩き、真剣に話すヨサクにサンジが立ち上がった
｢メシにすっか｣
｢そうしよう!!｣
『あたしもデザートの仕込みするわ』
｢そこになおれ!!!｣
慌てるヨサクに座り直して話を聞く
グランドラインは、君臨する三大勢力のせいで海賊の墓場と呼ばれ、その内の1つが王下"七武海"というらしい
七武海とは世界政府公認の7人の海賊で、未開の地や海賊を略奪のカモとし、その収穫の何割かを政府に収めることで海賊行為の許された海賊
私達海賊からすれば政府の狗だ
｢何を隠そうゾロのアニキを討ち負かしたあの"鷹の目のミホーク"も!!!
王下七武海の一角を担う男なんです!!!｣
熱弁してるところ悪いけど、ミホークって誰だ？
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
