＃１４ ページ15
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いかに自分が強いかを示すクリークにウズウズする
血を浴びたい、と心臓が脈打つ
ゼフさんが大きな袋をクリークの前に置いた
｢"ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)"をつかみ、この大海賊時代の頂点に立つのだ｣
｢ちょっと待て!!海賊王になるのは俺だ｣
ルフィ君の声に現実に引き戻され、パッと顔を上げる
｢おい引っ込んでろ、殺されるぞ!!｣
｢引けないね、ここだけは!!｣
その瞳に迷いはなくて、また足が疼いた
テーブルに背を向け、浅く座る
遊びじゃねェんだぞ、と凄むクリークを前に、ルフィ君は当たり前だと言い放った
横から騒ぎ声が聞こえてきて、顔をそっちに向ける
｢戦闘かよルフィ、手をかそうか｣
｢ゾロ、ウソップ。いたのかお前ら、いいよ座ってて｣
｢ハッハッハッハッ、そいつらはお前の仲間か
随分ささやかなメンバーだな!!｣
｢何言ってんだ、あと3人居る!!｣
｢おいお前それ俺達を入れただろ｣
ビシッと指を立てるルフィ君にクスクスと笑い、サンジの肩を叩いた
｢ちょっと、用意してくる｣
｢おう｣
軽やかな足取りで部屋に戻り、まず頭痛薬を探す
その後黒のグローブを見つけ、手にはめた
異常な程揺れてる船を特に気にせず、煙草を咥えて火をつけ、窓の淵に腰掛ける
料理をする時以外は、私はヘビースモーカーなので、基本部屋に箱がいくつもあるのだ
こうして波の音を聴きながらゆっくり吸うと、気分が落ち着く
灰皿にそれを押し付け、ポケットに煙草と不規則な模様の入った黒のジッポを入れる
1本火をつけ、フロアのドアに近付けば、また大きく船体が揺れた
｢やっと来るぜ…｣
『疫病神が？』
武器を手に立っているコック達が道を開けてくれる
クスクスと笑いながらサンジの隣まで歩き、煙を吐き出した
｢おっさん！あいつら追い払ったら俺雑用やめていいか？｣
｢好きにしろ｣
ギュゥ、と自分の体を抱きしめて蹲る
｢ん？あれ、レイスどうしたんだ？｣
｢あァ、お前は見るの初めてか…最近でかい戦闘無かったからな｣
そんな会話が聞こえてきて、俯いたまま閉じた目を開く
『あァ、もう…』
立ち上がって柵に手をつき、うっとりと目を細めた
『凄いゾクゾクする…』
サンジにキラキラした目を向ければ、溜息をつかれた
｢いいぜ、暴れても｣
『はぁい♡』
聞こえて来る雄叫びに、またゾクゾクとした感覚が巡った
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
