猫奮闘記３０ ページ35
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｢すっかり元通りだな｣
遠目から俺とエースを見て呟かれた言葉に振り返り、1つ鳴く
猫は耳がいいのだ
それに気付いたようにエースが頬を撫でながらどうした？と聞いてくるので、その手に擦り寄った
『にゃぁん』
｢一緒に寝るか！｣
太陽みたいな笑い方でそう言ったエースにゴロゴロと喉を鳴らして返事をすれば、俺が日当たりのいい場所を好んで寝ているのを知っているからか、甲板の方に向かう
エースの肩の上で、心地よい揺れに身を任せながら毛繕いをしていれば、ゴンッという痛そうな音とエースの悲鳴が上がった
｢いってェ〜っ！｣
｢悪いな、声をかけても気づいてもらえなかったもんで｣
振り返った先に居たのはイゾウ兄で、エースは銃で殴られたらしい
｢少しお嬢を借りてェんだが、いいか？｣
その質問に、俺がキョトンとしているにも関わらず、エースが反論する
俺の話なのに先にエースに確認が行くのは、もう当たり前の事になりつつあった
｢何でだよ｣
｢潜入捜査に、お嬢が丁度いいからが理由だが、エースがそれでお嬢を貸してくれるなんざ思っちゃいねェよ｣
｢当たり前だ｣
ンな危険な事コイツにさせる位なら俺が行く
そう言い放ったエースの頬に擦り寄れば、片目を瞑って撫でてくるから、異様にカッコよく見えて目を閉じた
｢だから一先ず、オヤジが呼んでるとだけ伝えに来た｣
｢オヤジが？｣
あァ、と答えるイゾウ兄に、エースはこっちを見てから頷いた
オヤジが呼んでるなら行くしかないし、行ったら直接指示されるであろう事は、多分エースも予想がついてる
俺が心配するほど弱くないのはエースが1番知ってるし、危ないというのも本音だろうけど、俺がエースから離れて大丈夫なのかという所が引っかかってるんだろう
それは自分でも思ってるので何とも言えないけれど
｢オヤジ、俺だ｣
その声に続くようにして鳴けば、中から返事が帰ってくる
開けて入ってみれば案の定隊長格が勢揃いで、圧巻だった
｢一先ず、スー。お前人になれよい｣
『にゃぁん？』
｢何で？｣
俺の代わりにエースが聞いてくれて、2人して首を傾げる
俺が喋れた方がいいらしい
予め用意されてた毛布でくるまり、エースに抱きしめられる
案の定目の前にはエースの顔で、いつも通りキスをした
(イチャつくなよい…)
(グラララ、もういつも通りじゃねェか)
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草団子 - 少し違和感を感じたのでコメントさせていただきます。スペード海賊団の副船長って、デュースだったと思います！事実上はそうなっていたと思いますよ。あと、コックはいないですし航海士はミハールが勤めていたと思います！指摘ばかりですみません！内容は面白いです！ (2022年3月27日 14時) (
レス) @page12 id: fdfc39bf59 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 更新頑張ってください!!!! (2018年4月21日 16時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 雪にゃんこさん» 了解です！内容の希望ありましたらどうぞ！ (2018年2月24日 17時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
雪にゃんこ - ルフィ（麦わらの一味）と絡ませてほしいんですが、大丈夫ですか？更新楽しみにしています(^_^ (2018年2月24日 15時) (レス) id: 9d6418c99f (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 摩可さん» いえいえ大歓迎ですよっ！ヤバいです！早くそこまで進めたくてウズウズします…!!絶対書くのでご安心を！ご期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年1月15日 3時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月31日 19時
