猫奮闘記２３ ページ25
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２番隊に所属が決定しました
皆で訓練して、掃除して、笑って、
楽しいけど
なんか足りなくて
｢スー？｣
『…ん』
食堂のカウンターで突っ伏して動かない俺に、色んな人が話しかけてくる
部屋でやれよ、とか思うかもだけど、部屋で1人だともっと嫌で
人の居る場所って考えたらここだけだった
｢スー、パフェ食うか？｣
『…だいじょうぶ』
サッチ兄の優しい声に、そう答える
暫くしてから急に顔を上げた俺に、皆が肩を跳ねさせた
そのまま何も言わずに食堂から出て、ある部屋に向かう
大きくて分厚い扉を叩く勢いでガンガン、とノックする
それでも向こうに音が届いてるか心配になる位、この扉は大きい
『スー』
｢どうしたァ、入れ｣
その声に扉を開けて入ったのはオヤジさんの部屋
優しい目にウルッときて、慌てて下を向いて手の甲で顔を隠した
｢珍しいじゃねェか、スーがここに来んのは｣
『ちょ、っと、あいたかった、から』
途切れ途切れに言った言葉に、オヤジさんは豪快にグラララって笑って
｢愛娘にそう言ってもらえるたァ、嬉しいもんだなァ｣
『っ…おやじ、』
｢なんだァ？娘よ｣
『だきつきたい、』
｢グラララ、｣
ただ笑うだけのオヤジさんに、ギュッと手を握りしめれば、体が宙に浮いた
違う
大きな手が、俺を包んで
気付けばオヤジさんの足の上
頭を指で撫でてくれるその大きくて優しい手を掴んで、腕にしがみつく
そのままウトウトして、俺の意識は闇の中
______
___
｢エース、スーのあれは前からか？｣
｢んぁ？｣
モグモグと美味そうに料理を食べていたエースに、サッチが聞いた
口の中の物をゴクン、と飲み込んでから、エースは頷いた
｢前からだな、その度に俺が何とかしてたけど、ここじゃもう必要ねェだろ
あと、あの状態のスーには不用意に話しかけない方がいいぜ｣
何で？と首を傾げる周りの奴らに、エースは不敵に笑って答えた
｢普段言われない辛辣な言葉に傷つくから｣
どうやら今回のはマシだったらしい
元スペードの皆は、顔を青くしている
｢信じられるか？あのスーの口から黙れが出んだぜ？｣
そのエースの言葉に、それ以外の顔も青くなった
｢あれ？ここじゃ必要ねェって何だ？｣
｢あァ…オヤジが居る｣
ニパッと笑ったエースに、皆が納得した
(オヤジ、スーは？)
(グラララ、夢ん中だ)
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草団子 - 少し違和感を感じたのでコメントさせていただきます。スペード海賊団の副船長って、デュースだったと思います！事実上はそうなっていたと思いますよ。あと、コックはいないですし航海士はミハールが勤めていたと思います！指摘ばかりですみません！内容は面白いです！ (2022年3月27日 14時) (
レス) @page12 id: fdfc39bf59 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 更新頑張ってください!!!! (2018年4月21日 16時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 雪にゃんこさん» 了解です！内容の希望ありましたらどうぞ！ (2018年2月24日 17時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
雪にゃんこ - ルフィ（麦わらの一味）と絡ませてほしいんですが、大丈夫ですか？更新楽しみにしています(^_^ (2018年2月24日 15時) (レス) id: 9d6418c99f (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 摩可さん» いえいえ大歓迎ですよっ！ヤバいです！早くそこまで進めたくてウズウズします…!!絶対書くのでご安心を！ご期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年1月15日 3時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月31日 19時
