３４話 ページ35
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あ
"信じてる人間にも騙されてるんじゃない？"
もう用無しって事？
使えない人間は切り捨てるって事？
だからお前にはもう関係ねェよって事？
『サボ、今から思ってる事全部言うから
どうでもいいなら無視して』
ゴチャゴチャ考えるの面倒だし
元々私思った事直ぐ言う系女子ですし
大きく息を吸い込んで
『サボ、私凄く怖いの。利用されてるだけでいつか捨てられたらどうしようとか考えてバカみたいだよね分かってる。分かってるけどどうしようもないんだよ、1度疑ったらもう終わり
信じられなくなる、私はそうゆう人間なんだよ』
一旦切ってからもう1度吸い込む
『感情を出すのが怖い、大切な人を作るのが怖い。そんなの逃げてるだけだって気づかせてくれた人のおかげで私は今君を大切だと思えてるけど、それが迷惑だって言うんなら今すぐやめるよ』
『まァつまり何が言いたいかと言うと、私を捨てないでください。何でも言う事聞く人形に成り下がってもいいから私を側に置いて下さい。おねが…っ！？』
パァン、と乾いた音が2人だけの資料室にやけに響いた
お願いします、という言葉はサボに打たれた事で遮られた
グーじゃなかったのはせめてもの、というやつだろう
｢…バカじゃねェのか｣
俯いていた表情の見えないサボを見つめる
…理由もなく打ったのなら許さない
｢俺が、どんだけお前を必要としてるか分かってねェだろ！
もうお前が居ないと死んじまうぞ俺は！アホ！
人形に成り下がっていいから側に置け？
それが本当なら拘束して誰の目にも触れない俺としか喋れない所に閉じ込めるぞばーか！！｣
今とんでもなく物騒な言葉が聞こえた気がする
頭の隅でそれでもいいかも、とか思っちゃってる辺り本当にもうダメだな私
『さ、ぼ…』
｢…嫉妬だよ、、｣
へ？と間抜けな声を出す私にサボは横に置いてあったシルクハットを無理矢理被せた
｢クロカに！嫉妬したんだよ！悪いか！？｣
抑えられたせいで顔は見えないけど、声が切羽詰まったみたいで焦ってて、面白くて小さく声を出して吹き出した
｢笑ってんじゃねェ！…だから言いたくなかったのに｣
『ふふっ、ご、めん、サボ…あははっ』
うがー！と怒るサボが静かになったのに、笑ってる私は気付かなかった
ぐらっと体が傾いて我に返れば、直ぐに大好きな温もりに包まれた
あァ、やっぱり、安心する
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音海 永愛(プロフ) - すっごく面白いです。頑張ってください！ (2018年9月5日 13時) (
レス) id: a04e929a54 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 全部面白くって飽きませんんん！！いや私も好きすぎますね、応援してます！ (2018年7月16日 10時) (レス) id: 3dab1a0015 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - みかんさん» んんん！？ぜぜぜ…！？んん！？(言葉にならない)嬉しい通り越して愛しいんですけど、え、好き。頑張ります！ (2018年7月15日 16時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - いやもうめっちゃ似てます笑笑実はしょうさんの作品ほぼ全部見てたりしますね！笑こっちの続きも楽しみにしてます！！ (2018年7月14日 8時) (レス) id: 3dab1a0015 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - みかんさん» やめて！主ちゃんと一緒にしないで！(失礼)はい。えっと、えっと、ありがとうございます！なんかもう、もう、ね！(語彙力)この小説の主ちゃんは気に入ってるので嬉しいです！笑これからもよろしくお願いしますね！更新頑張ります！他の作品も読んでね！(露骨な宣伝) (2018年7月13日 16時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月6日 19時
