３１話 ページ32
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｢おいA、お前うちのクルーに｣
『なりません』
そんな会話が1時間前
どうしよう、浮上してくれない
いや別に身一つなら帰れるし良いんだけどさ、ストライカー持って帰らなきゃじゃん
『ローさん、いい加減にして下さい』
そろそろ脅してでも帰りたい
てゆーか潜水艦暑いし
空気の入れ替えしろや
｢何がだ｣
『いや帰るっつってんでしょ、浮上して下さいよ』
｢この船の船長は俺だ。どうするかは俺が決める｣
『うっざ…』
あーもう、本当に嫌だ
私は早く帰らなくちゃならないのに
『私は、』
サボの言う事を聞く人形にならなくちゃダメで
『わたしは、』
彼に要らないと思われたら、
『…しんでしまうから』
俯いたまま漏れた言葉に慌てて口を抑えて部屋を飛び出す
｢っ、おいA！｣
すれ違ったペンさんとか
心配そうに話しかけてきたシャチさんとか
全部無視して走って
取り敢えずあった扉に入ってへたり込んだ
ドクン__
心臓が耳のすぐそばにあるみたいに鳴り続ける
怖い
何これ
サボ君依存症かよ
こんな風に思ってるのバレたらウザがられるに決まってるじゃん
『はぁぁぁ…』
でっかい溜息をついて足を投げ出す
もーほんとに
『ばっかみたい』
ここまで自分が貪欲だと思ってなかった
死にたいとか言ってたクズなのに
人に興味の無い死にたがりが私の筈なのに
"信じてる人間にも騙されてるんじゃない？"
そんな事ない
"上っ面だけの言葉を吐かれて信じ込んじゃって、どうせ裏で笑ってるに違いないわ！"
そんな事しない
心でいくら思ったって無駄
もう、何も考えたくない
｢Room…シャンブルズ｣
そんな声が聞こえて、今1番見たくない顔が目の前に来た
その代わりに置いてあった木箱が消えていて納得
『…何ですか』
｢今船を浮上させてる｣
何それ
どうゆう心境の変化
｢その代わり、偶に顔を見せに来い｣
『…何ですかそれ』
特にさっきの事に触れないでくれて、そんな不器用な優しさに少しだけ笑う
トン、と頭を抑えられて肩にぶつかった
あ
｢疲れた時にでも、休みに来い｣
やめて
優しくしないで
手で押してパッと立ち上がり背を向ける
弱さなんて捨てろ
弱音なんて吐くな
私は、革命軍の最高戦力なのだから
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音海 永愛(プロフ) - すっごく面白いです。頑張ってください！ (2018年9月5日 13時) (
レス) id: a04e929a54 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 全部面白くって飽きませんんん！！いや私も好きすぎますね、応援してます！ (2018年7月16日 10時) (レス) id: 3dab1a0015 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - みかんさん» んんん！？ぜぜぜ…！？んん！？(言葉にならない)嬉しい通り越して愛しいんですけど、え、好き。頑張ります！ (2018年7月15日 16時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - いやもうめっちゃ似てます笑笑実はしょうさんの作品ほぼ全部見てたりしますね！笑こっちの続きも楽しみにしてます！！ (2018年7月14日 8時) (レス) id: 3dab1a0015 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - みかんさん» やめて！主ちゃんと一緒にしないで！(失礼)はい。えっと、えっと、ありがとうございます！なんかもう、もう、ね！(語彙力)この小説の主ちゃんは気に入ってるので嬉しいです！笑これからもよろしくお願いしますね！更新頑張ります！他の作品も読んでね！(露骨な宣伝) (2018年7月13日 16時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月6日 19時
