１０６話 ページ36
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｢Aちゃぁぁぁん、よがっだよぉぉぉぉ｣
『…コアラ、うるさい』
部屋に入ってくるなり号泣し始めたコアラを左手で撫でる
腕無いのって違和感しかないな
｢A、腕…悪いな…｣
医療長が申し訳無さそうに言うから、右肩を見る
包帯から所々血が滲んでいて痛々しい見た目
の割りにあまり痛くないのは麻酔か何かのせいなのか
それとも私が痛みに鈍感なのか
『別に…あ、でも義手欲しい』
｢それはもう作り始めてる｣
『そ、ありがと』
コアラの頭から、後ろから私に抱き着いて離れようとしないサボの頭に手を移動させる
何か可愛いな
『私のチョーカーどこ』
｢あァ、あるけど…｣
医療長のポケットから出てきたそれを見て顔を歪ませた
血が張り付いていて、所々破れてる
受け取って直ぐ首に付けようとすれば、止められた
止められたも何も片手じゃ無理だわ
｢首の包帯が取れるまでは付けちゃダメだからな！？｣
医療長が言うなら…仕方ない…
全然納得してないけど
『…サボ、いつまでそうしてるの』
｢ぅっせー｣
ガキか
『私の帽子は？』
てゆーか、ここどこ
任務どうなったの
包帯ぐるぐるの左目は治るの
｢帽子はそこにあるよ！それから…｣
そこからは色んな事の説明を受けた
ここは任務後の船の上らしい
任務は無事に終わったけど、私の為に停泊中
目は包帯取れば見えると
『任務…ごめん』
｢え！？何で！？｣
『いや足引っ張って』
そう言った途端にサボの腕の力が強くなった
｢バカ、アホ、鈍感｣
耳元で言われるけどトキメキもしない悪口っていうね
バカとアホはまぁいい
鈍感ってなんだよ
｢迷惑とか、足引っ張ってるとか、思ってねェよ｣
『…そ』
｢心配、だったんだぞ…｣
くるっと回転してサボの肩に顔を埋める
『…サボ』
空気を読んでか、出ていった音がして顔を上げた
『助けてくれてありがとう』
｢っ、おう｣
精一杯の満面の笑みを見せれば、顔を真っ赤にさせてた
もう1度顔を埋めて、小さく声を出した
『あの人ね』
大事な話だと思われたのか、静かに頭を撫でてくれる
『私のストーカー兼誘拐犯』
サボの背中に回した手で服を握る
『好きって言わなきゃ殴られた
笑ってないと首を絞められた』
あんなになったのは、半分以上はトラウマのせい
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マカロン愛?(プロフ) - 祥さん» いやいや、こっちこそ全然更新してない←← (2017年12月4日 7時) (
レス) id: c30a359a19 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - マカロン愛?さん» きゅんきゅんしてくれたなら嬉しいですぅぅぅ！ってゆうか大分遅くなりました申し訳ぇぇぇ！！ (2017年12月4日 2時) (レス) id: 46c8d0675f (このIDを非表示/違反報告)
マカロン愛?(プロフ) - 祥さん» はあああああああん！もう！口角があがりっぱなしですよもうどんだけきゅんきゅんさせればきがすむんですかああああ？？？(更新楽しみすぎっすね！) (2017年11月30日 17時) (レス) id: c30a359a19 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン愛?(プロフ) - 祥さん» オッケーデーす！ (2017年11月30日 1時) (レス) id: c30a359a19 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - マカロン愛?さん» 読むの早くないですか！？w今日はまだ更新するので宜しくお願いしまーす！ (2017年11月30日 1時) (レス) id: 46c8d0675f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年11月22日 3時
