８７話 ページ16
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『んぅ…ふ、ゃ、ン！』
｢っは、A…｣
抵抗しなきゃ、ダメなのに
｢嫌がらねェのかよ｣
あァ、分かった
『そんな目、されたら…抵抗できるわけない…』
愛しい人を見る目で、優しくも哀しさを含んだ目
『ズルい…』
｢っばーか、俺は海賊なんだよ。ズルくて何が悪ィ｣
『んんっ…は、ふぅ…っんぁ、』
口内を荒らす舌に、頭が真っ白になっていく
酸欠で生理的な涙が零れたら、口から離れてそれを舐めとる
｢A、俺にしろよ…｣
『私は…』
やめて、その目で見ないで
｢俺を、見てくれよ｣
縋るような、私が消える事を拒むような荒い、深いキスが降ってくる
耳を触られて、脳だけじゃなく体まで力が抜けた
『ゃめ、んんっ…』
止まないキスに、力の入らない手で肩を必死に押す
そろそろ酸欠で死にそう
｢っ、は…｣
『ぷはっ…は、ぁ…』
潤む視界で必死にエース君を見る
『わ、たしは…』
耳を何かが這う感覚がして、言葉が詰まる
水音に脳が侵されていく
『ひ…ｯン、わ、たしはぁ…！』
｢っん、A、｣
『私は、ぁ！サボ君が、好きだからぁ…！』
私の言った言葉に、エース君が止まった
｢悪い…｣
私の手を抑える力が弱まった瞬間にそこを抜け出して、後ろからかかる静止を無視して部屋を飛び出した
誰も居ない船尾まで走って、壁に手をついて息を整えながら電伝虫を繋ぐ
こんな時間だし出てくれるかわからないけど、でも
｢どーしたぁ？A｣
声が聞きたい
『サボ君…っ』
｢ぅおっ！？急に大声出すなよ、何かあったのか？｣
安堵からか何なのか出そうになった溜息を飲み込んで言葉を発する
『声が聞きたくなった、から…ごめん、こんな時間に』
｢…っ、ほんっと、タチ悪いよなお前…それ無意識なんだろ｣
『何が』
私は飲み込んだのにサボは深い長い溜息をついた
｢んで、何があったんだ？｣
『っ…べ、つに何も』
｢嘘つくな、分かるよ。声だけでも｣
あァもう、そうやって欲しい言葉をくれる
『兄に、好きって言われた』
｢はぁ！？兄って…近親相『義理だよ』お、おう、だよな｣
『目が、知らない人みたいで…哀しそうで、、』
｢…おう｣
『ちょっと、怖かっただけ』
優しい声色も、全部、好きだよ
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マカロン愛?(プロフ) - 祥さん» いやいや、こっちこそ全然更新してない←← (2017年12月4日 7時) (
レス) id: c30a359a19 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - マカロン愛?さん» きゅんきゅんしてくれたなら嬉しいですぅぅぅ！ってゆうか大分遅くなりました申し訳ぇぇぇ！！ (2017年12月4日 2時) (レス) id: 46c8d0675f (このIDを非表示/違反報告)
マカロン愛?(プロフ) - 祥さん» はあああああああん！もう！口角があがりっぱなしですよもうどんだけきゅんきゅんさせればきがすむんですかああああ？？？(更新楽しみすぎっすね！) (2017年11月30日 17時) (レス) id: c30a359a19 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン愛?(プロフ) - 祥さん» オッケーデーす！ (2017年11月30日 1時) (レス) id: c30a359a19 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - マカロン愛?さん» 読むの早くないですか！？w今日はまだ更新するので宜しくお願いしまーす！ (2017年11月30日 1時) (レス) id: 46c8d0675f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年11月22日 3時
