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さーん ページ5
kiyo,side
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俺はAが好きだ。
この気持ちは多分、likeじゃなくてloveの方。
気付きかけた頃は、消そうと必死だった。
でも、1度気付いてきまえば、受け入れてしまえば、楽になったから。
嫉妬だってするし、触りたいとも思う。
『おにーちゃん？』
無言のままで抱きしめる俺を心配したのか顔を上げるA。
｢可愛い、好きだよ。愛してる。｣
そう言えたらどれだけ良かっただろう。
なんて考えてる内にもう1度目の前の大好きな口が開かれる。
『お兄ちゃん、好き』
俺と同じ目。
この気持ちを消そうともがいていた頃の、寂しそうな、焦点もブレッブレのくせに無理に笑っている目。
殺そうと、消そうとしている目。
言われた言葉よりも、その目の方が驚いた。
痛そう。
見た瞬間思ったのはその一言。
どうして思ったのか、俺は知ってる。
それでも知らん振りをする。
キ｢俺も好き！｣
いつものように、バカな兄貴でいるから、
どうか、
お願い。
.
.
嫌わないで。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：祥 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年6月6日 17時
