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政府の役人。〔物語 弐〕 ページ4

本田 菊side

「この度は審神者になることを受け入れてくれて誠にありがとうございます。私、政府の役人を務めております、田中(たなか)と申します。」


応接間で丁寧に正座をして挨拶をしてくださる政府の役人さん。



私達はこれから、審神者について、そして本丸について教えてもらう



「いいえ。ご丁寧に挨拶ありがとうございます。姉の本田桜と言います。どうぞ宜しくお願いします」




『弟の本田菊と言います。宜しくお願いします』



姉さんの言葉に続いて自己紹介をすれば、田中さんは説明を始めていく。




〈1時間後〉



「…と、以上になります。ご質問などはございますか?」




……話がややこしいですね…。



まぁ、なんとか理解はできましたし、いいとしましょうかね…。




「…あの、その…。私達が行くところって、ブラック本丸…?なんですよね?」




そういえば…



「はい。審神者による暴力などで人間不信になってしまった刀剣達が集まる本丸でして…。下手したら殺されてしまうかも、というのもありますが…」




『そ、それは問題ないでしょう。私達は国ですし、国民がいなくならない間は死にませんので』




「…そうですね。刀剣達も、祖国様となれば手荒な真似はしないだろう…と思っていますが」




田中さんは少し不安そうに告げる。




ちなみに、田中さんの話でわかったことを軽くまとめて見ると

・重要な事以外、現代に帰ることを禁じられている
・審神者の持つ霊力で、刀剣達を手入れする
・出陣を重ね、刀剣達のレベルなどをあげる
・世界会議には特別に出ることが出来る




…これくらいですかね




しかし、重要な事以外本丸から出ることを禁じられているこというのは、普段からイタリア君と戯れている姉さんにとって結構なことじゃ…




「…分かりました。(イタリアと会えない辛い死にたい泣きたい帰りたい)」




…ああ…。姉さんの心の中が丸見えです…。




今日のところは少しでもイタリア君に会わせてあげときましょうか…




「それでは、そちらに予定がなければ本丸へと出発したいのですが、どうでしょうか?」






『あの、そちらが宜しければですが、此方に呼んでいただきたい人が二人いるんです』




「…分かりました。国の化身様でしょうか?」




『はい。ドイツさんとイタリア君…を呼んでいただきたくて』




「了解しました。それでは電話をしてきますので、少々お待ちを」


『ありがとうございます』

感動(?)の再会。〔物語 参〕→←久しぶりの上司。〔物語 壱〕



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作者名:ぺぱ | 作成日時:2017年10月23日 3時

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