【どうして】京都出身個性派歌い手、なぜか人気歌い手に知り合ってしまいました【こうなった】 (ページ18)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:2,901 hit

ありそうでなかった…？ Ⅴ ～飲み会編～ページ18

「それじゃあ、かんぱ～い！！」

「『かんぱーい！』」

折原さんの声を合図に、私たちの女子会(という名の飲み会)はスタートを切った。

「んー！やっぱ最高だね～！！仕事終わりの酒は！」

『ちょ、折原さん！完全におっさん化してますよ！？』

「ん～…。梅酒美味し～」

『安西さんまで？！』

「ほらほら、篠原ちゃんも突っ込んでないで飲もうよ～！何飲む？生？ハイボール？」

『あ、じゃあ梅酒で…』

久しぶりの飲み会だからか、少なからず先輩2人の、テンションは上がってる。
特に安西さんのテンションは最高にハイッてやつだ。

「梅酒お持ちしやした～」

『あ、ありがとうございますっ』

「ちぇっ…。篠原ちゃんは梅酒派か…！！」

『どこで張り合ってるんですか(笑)』

「ちづちゃんは生派だからね～」

謎の悔しげな声を漏らす折原さんに、安西さんはケラケラ、という効果音が似合う笑い方をする。

「ま、まぁこの話は置いておいて！さぁ！篠原ちゃん！君の悩みを言ってご覧なさい！」

さんざん弄られた折原さんは、話を逸らすように私に話題を降ってくる。

「あ、そういえばそれが目的だったね～」

忘れてたのね、安西さん…。

『…実は…。』