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辰哉Side
翔太はそこからさらに抗がん剤治療を2クールし移植することになった。
骨髄の型が大介と一致し大介がドナーとなった
だから大介の背中には骨髄を抜いた時の針の跡がまだ残っている。
移植後、拒否反応が出たものの検査結果では血液が正常に作られていることが分かり翔太は退院した。
翔太が入院中涼太が検診やお見舞いで来ると一緒のベッドに入り、いつも寝ていた
この時ばかりは高熱で魘されていた翔太がすんなり寝れていたから双子の力って凄いんだなって実感させられた。
翔太が退院してから約3年。
このままあと2年再発しないことを願うしかない。
すっかり寝てしまった2人を見ながら仕事に戻った。
照Side
休み時間スマホを触っていると1件の通知が入ってきた。
それは家族のグループLI○Eで開けると康二から涼太が病院に運ばれたって言う連絡だった。
亮平「やっぱり打ててなかったんだ」
照「朝駅でトイレ行った時打ったと思ってたんだけどな」
亮平「今日病院寄ってから帰ろっか
多分翔太ずっと居るだろうし」
照「そうだな」
康二に学校が終わり次第病院に行くってことを連絡するとすぐに俺もそのつもりやったって返信が返ってきた。
授業が終わり校門で康二と待ちあわせる。
照「康二、ここから歩くけど足大丈夫そう?」
康二「うん、大丈夫やで」
学校から片道10分ぐらいのところにある病院
康二は歩きすぎると脚に負担がかかるからこうやっていつも聞いてみる。
亮平「じゃあ行こっか」
康二「ダテ大丈夫やろうか」
涼太が倒れた時に一緒に居合わせた康二。
結構気にしてるみたいだった。
病院につき小児科病棟の階に向かう。
ここの病院の小児科は高校卒業するまでの歳の子供たちが入院してる
ナースステーションによると風磨くんが気づいてくれてこっちに来てくれた。
風磨「涼太ね、俺も行くから一緒に行こっか」
点滴を持った風磨くんと一緒に涼太の病室に向かった。
着くと仲良く眠っている1つ年上の双子のお兄ちゃん。
俺も亮平と双子だけれど一緒のベッドに入って寝た事は俺の覚えてる限りしたことは無い。
この歳になってまで一緒に寝れるお兄ちゃん達はほんとに仲がいいなと思う。
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納豆ジュース(プロフ) - 初めまして。リクエスト勝手に失礼します。もし良ければなのですが康二君の話も読んでみたいです。待っていますので是非時間があればよろしくお願いします。 (2021年4月3日 9時) (レス) id: c1de26f1cf (このIDを非表示/違反報告)
せら - 小児科のお話大好きです!!!楽しみにしています!!!頑張ってください! (2020年12月22日 11時) (レス) id: 644e6bb056 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - はじめまして!いつも更新楽しみにします!リクエストなのですが、康二の病気が再発するなど康二の体調不良のお話も読んで見たいです!ぜひよろしくお願いします。 (2020年10月21日 21時) (レス) id: 4db9be7212 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 楽しみにみてます。阿部ちゃん喘息我慢して悪化する感じみたいです。お時間があればお願いします (2020年10月8日 18時) (レス) id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
おむしゅが(プロフ) - ぴっぴさん» 見ていただきありがとうございます!もう少ししたらひーくんの体調不良も出てくるので少々お待ちください(^^) (2020年7月10日 20時) (レス) id: 9efe67942b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おむしゅが | 作成日時:2020年6月23日 1時