平成虹跳総合病院

20 ページ20

流星Side

寝返りを打つと鼻に違和感があり起き上がる。
めまいやばかったけどそれよりも鼻血が大変
もうすでに白い布団を赤く染めてしまってる
ティッシュで押さえるけど治まるところか勢い増してる

流星「ぁっ…ヤバ…い」

だと思った時にすでに遅し
目の前が真っ暗になりそのまま倒れた

風磨Side

勝利も寝ちゃうしで1人暇な俺。

ガタン

隣のカーテンの中から凄い音がしてきた
流星だ。

風磨「流星〜？開けるよ」

開けて中を覗くと真っ赤に染まったティッシュの山と意識を失ってる流星。
急いでナースコールを押し先生たちがくるのを待つ

侑李「風磨、気づいてくれてありがとう
のんちゃん輸血繋いで」
望「わかりました」
侑李「これはさっき輸血した量ぐらい出ちゃってるね」
望「そうですね。
着替えさせますね」
侑李「お願い」

望Side

流星を持ってきていた車椅子に乗せて布団をカゴに入れる
またベッドに流星を戻して服を替える

望「終わった。
流星も大きくなったよね」

まぁ元から大きいんだけどね

望「風磨は大丈夫？」
風磨「何が？」
望「体調」
風磨「大丈夫」
望「しんどくなったら即座にナースコールやで」
風磨「わかってるって」

風磨に念をおし、ナースステーションに戻る。
ふと神ちゃんがいる部屋を見るとごそごそ動いてる

中に入り声をかける

望「神ちゃんどうした？
布団まくるよ？」

布団をまくると顔色のものすごく悪い神ちゃんがいた

望「大丈夫？どうした？」
智洋「…気持ち…悪い」
望「ちょっと起きあがろっか
吐きそう？」
智洋「ムカムカ…する」
望「いつぐらいから？」
智洋「１時間…くらい前」
望「そっか、しんどくなったりしたらすぐナースコール押してな？」
智洋「ごめ…なさい」
望「ちょっと辛いかもやけどごめんやで」

神ちゃんにガーグルベースを持ってもらって背中を少し強めに叩いた。

智洋「っ…！！おぇっ…ゲホゲホ…おぇっ…」
望「ごめんな」
智洋「うぇっ…おぇっ…もう…いい」
望「うがいしよっか」

うがいをしたら手を広げて抱っこのポーズ。
可愛いかよ笑

望「おいで」

背中を優しくトントンしてあげる
するともうすでに夢の中
ゆっくりとベッドに戻してここを後にする。

侑李「あっ、のんちゃん
明日、流星の検査するってけんてぃーと交代の時言っといて？」
望「わかりました」
侑李「よろしくね」

21→←19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す