129話 ページ33
貴｢あなたは…？｣
櫻｢鈴木健二さん…ですよね。鈴木優里さんのお父様｣
貴｢えっ…｣
健｢ご存知でしたか…｣
櫻｢えぇ。うちの社長からよくお話は伺ってましたので。｣
健｢そうです。ほんとにこの度は娘の優里がお2人にご迷惑をおかけしたみたいで申し訳ありませんでした。｣
貴｢そんな頭上げてください。お父様が謝ることは何も無いですよ。｣
健｢そういう訳にも行かないんです。私が優里のことを好き勝手させていたたから。ちゃんと教育が出来ていなかったからお2人に…｣
櫻｢そのことに関しては我々も事務所を通して改めてご連絡させていただく予定でいます。そのことを謝るのは親であるあなたの責任かもしれないがこうやって裏であなたが手回しして今まであった問題も隠してきたんでしょう？今回我々はそれで納得するつもりは微塵もありませんので。いくらあなたが頭を下げたとこで何も変わりません。娘さん本人に謝罪を我々は求めます。そして、二度とこの業界に関わらないことも一緒にお願いします。話はこちら側の願いを聞いていただいてからです。｣
健｢…｣
貴｢櫻井さん…｣
〇｢孝宏落ち着けって笑｣
櫻｢浩史さん…｣
貴｢神谷さん！｣
神｢お疲れ様。収録の入り時間に入ったのに主役二人がいないからさスタッフに聞いてここに来てるって言ったからよ笑で？誰このおっさん｣
貴｢優里ちゃんのお父様みたいです｣
神｢あっそう。あっそういえばうちの後輩がほんと迷惑かけてたみたいでごめんね？｣
貴｢えっ優里ちゃんって青二所属だったんですか？｣
神｢みたいだね。俺も夜あそび見ててマネージャーから後輩がなんかやらかしたらしいって聞いて知ったんだけど｣
櫻｢お前いくらなんでも同じ作品の後輩くらい覚えとけよ笑｣
神｢だって最近新人が増えすぎてわかんねぇんだもん！｣
櫻｢もんって笑いい歳して何言ってんの｣
神｢で？このおっさんはなんで孝宏達に頭下げてたの｣
櫻｢今回の件謝りに来てくれたらしいんだけど今までもこうやって頭下げて回って娘さん本人には好き勝手やらせてたみたいだけど俺たちはそれで納得しないって話してたところ。｣
神｢あーそういう。じゃあついでだけど鈴木さんあなたの娘さん声優には向いてませんよ。今ゆうことでは無いですけど。｣
健｢は？｣
神｢アニメーションがついてるからこそ見れる状態にあるみたいですけどアフレコ現場見てたら分かります。全然役に関する準備をしていないことくらい。｣
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作者名：なつき | 作成日時：2021年1月8日 12時
