116話 ページ20
神｢わかった。俺もどうにか出来ないかやってみる｣
江｢すいません･･･｣
神｢今はAちゃんの方が優先だ。こっちは気にしなくていい｣
江｢ありがとうございますっ｣
神｢荷物は？｣
江｢あー家のリビングにあると思います。｣
神｢わかった俺取ってくるから連れてってあげて｣
江｢ありがとうございます。｣
ピンポーン))
花｢江口さん！待ってましたよ･･･｣
江｢ごめんね。ちゃんと連れてきたから｣
奥｢Aちゃん！泣｣
江｢ほんと心配かけてすいません。それなのにみてくれるって･･･｣
奥｢いいの！見つかってよかった･･･。さあ奥に布団引いてあるからそこに。｣
江｢ほんとありがとうございます。｣
布団に寝かせ離れようとすると服を掴まれていることに気がついた。
江｢大丈夫。一緒にいるからね｣
花｢江口さんリビングに江口さんの布団出しときましたからそこで寝てください。あとマスク。声ガラガラですよ？｣
江｢ほんと何から何までありがとう･･･｣
少しリビングで休ませて貰っていると荷物を取りに行ってくれた神谷さんがやってきた。
神｢ほらこれ。どう？｣
江｢今向こうで寝てます。｣
神｢なら良かった。で？Twitterどうなってんの？？｣
花｢Twitter？？｣
江｢みんながAの事探してくれてるのが見られてたみたいでちょっと盛り上がってるみたいなんだ。｣
花｢･･･ほんとだ！｣
神｢これAちゃん大変なことになるかもしれないぞ｣
そこには仕事から逃げ出したや声優なんて辞めちまえ
などのアンチ達で溢れていた。
江｢･･･っ勝手なことを！！｣
奥｢待って！江口さん落ち着いて･･･。今ここで江口さんが何か言ったところでもっとアンチたちの勢いを大きくするだけですよきっと。｣
江｢･･･でも！｣
花｢これはお2人にももちろん問題があったかもしれない。でも探すって言って周りをあまり気にした行動ができなかった俺たちにも同じように責任はありますから。｣
神｢そうだよ。思った以上にAちゃんのことがもう声優陣にとってはかげがえのない存在になってたってこと。ただそれだけだよ。｣
花｢まだ81さんのTwitterとホームページが動いてないって考えると対応を考えてるところだと思うし、ちゃんと俺たちからも情報は発信します。だからそんな不安そうな顔しないで･･･｣
江｢花江くん･･･｣
神｢それに上手く誤魔化せばこんな曖昧な情報直ぐに無くなるさ。気にすんな。｣
江｢はいっ｣
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作者名：なつき | 作成日時：2021年1月8日 12時
