鈍感なんだよな… ページ32
都内某日
「…こんな時間に呼び出して何の用です?中村さん」
そう、今は夜20時半、そして呼ばれて住所どうりに来ると
そこは海の見えるバーだった。
中「おぉお疲れ。まぁ座りなよ」
「はぁ…?」
急に呼び出され、普段ならLINEで話しは済むだろうに…と言うくらいの感覚で指定されたバーにつくと景色を眺めている中村さんがいた。
中「…なぁAって彼氏いるの?」
「………は?」
中「お前な一応俺先輩やぞ」
「いやいや。いきなりなんですか?あっすいません。カシスオレンジお願いします」
店「かしこまりました」
中「だから、彼氏いるのかって聴いてるの」
「いやいませんけど、、、だからなんで?」
中「いないなら言わせてもらうけど、俺Aの事好きだわ。だから付き合って」
「いや、へ?はぁ???いや何コンビニ行くから付き合ってみたいな感覚で言ってるんですか…」
中「いやこれガチだから」
「こんな事ふざけて言うとは思いませんけど…」
中「で返事は?」
「いや急すぎて…」
中「じゃあ質問変える。俺と喋っててマイナスな感情持つことある?嫌いだとか、気持ち悪っとか」
「ある訳ないですよそんなの。尊敬する大切な先輩です。」
中「だったら、1ヶ月後また同じ日、同じ時間に返事くれ。そこまで待ってる」
「えぇ…」
中「まあ今日呼び出したのこれだから、好きなだけ飲んでけ。送ってくよ。」
「それはどうも…。えぇ…」
中「めずらしく混乱してんな」
「そりゃまぁ…思ってもいなかった事ですし」
中「ちなみにこのこと知ってるの櫻井さん以外は気づいてるからな。」
「えっ?」
中「隠してるつもりだったんだけどな。俺と仲いい奴らとAの仲良い人達は気づいてたぽい」
「嘘でしょ…」
中「櫻井さんにはもし、1ヶ月後良い返事が貰えたらちゃんと挨拶しに行くし、鈴村さんと福山さんと立花くんにも話はつけておく。もうそろそろ、本格的に情報整理きてんだろ?」
「まぁ…」
中「気楽に考えてくれればいいから。これで返事貰えなくても今まで通り同業で、先輩後輩の関係を続ける覚悟も持ってるし」
「大人か」
中「大人ですぅ」
「普段はただのゲームオタクのくせに…」
中「おまっ!言ったな???」
「事実じゃないですか!」
中「ほんとそういう生意気なところは昔から変わらないな」
「これしか取り柄ないんでね!!!」
中「んな事ないって。Aには色んな意味で魅力はあるよ」
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みそら(プロフ) - いつも更新楽しにしてます!今後の事ですが私的にはこのまま今まで通り更新していただきたいです!あの記事は私もショックで心の何処かでまだ整理が出来ないですが、なつきさんの話は面白くて大好きなのでこれからも読みたいです!これからも応援してます! (2022年10月27日 14時) (レス) @page25 id: b8aa4d2e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつき | 作成日時:2022年9月26日 22時