無口な妹と人気声優達

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「荷物置いたらちょっとあそこの席の方の所着いてきて貰ってもいいですか？」

さ「んいいよ〜」

荷物を置き神谷さんと鈴村さんのいる席まで挨拶をしに行った。

「神谷さん、鈴村さんお疲れ様です。」

神「あれ？Aちゃん！」

鈴「ほんまや久しぶりやな。」

「ご無沙汰してます。今日お仕事は？」

神「今日明日って珍しく連休取れたんだよ俺たち。」

「えっおふたりが同時に？珍しいですね笑」

鈴「それがな孝宏もなんよ。俺マネージャー達に何も頼んどらへんで？」

神「偶然だろ？多分。で、そちらの固まったままの女性は？」

「あっ忘れてました笑。私の大学の先輩でプロ絵師のさやさんです。なつめさんちってご存知ありませんか？」

鈴「あー！たまにAちゃんがコラボしてるYouTubeの！」

「そうです！今日たまたま予定があったので着いてきてもらったんです笑」

さ「ちょっと待って…。神が…神様たちがいるよおお。泣」

「ええっちょっ笑」

神「僕たちのこと知ってくれてる感じ？」

「まぁ笑限界オタクですからさやさん笑」

さ「あの…今日命日ですか？」

「死んだらダメだですって！笑」

神「足ガクガクしてんじゃん笑」

さ「いやっあのっもうー！！ずっとずっとお二人のファンで…」

鈴「一旦落ち着きぃ笑」

神「でもさやさんを俺たちに紹介するってことは何かあるんでしょ？」

「そうなんです。お二人この前今度新しくイベント企画作ってるって仰ってたじゃないですか」

神「ああ鈴考案のね」

「そこでマスコットとか描くイラストレーター探してるって言ってましたし、私の事採用をして下さるみたいな話も伺ったんですけど今回は、私からさやさん推薦させてください。」

さ「えっ！！！！」

鈴「さやさんを？珍しいなAちゃんが俺たちの仕事断るなんて」

「今回ちょっと仕事をセーブしようかと思ってます。梅原さんから聴いてるかも知れませんが今ちょっとバタバタしてて…。その状態で私が関わっても中途半端なものになってしまうだけです。ですから私の1番信頼できて、仕事の評価もトップクラスなさやさんを推薦させてください。」

神「Aちゃんがそこまで言うなら1度打ち合わせの時間を作ろうか。」

鈴「せやな。１回ちゃんとした時間作ろう。」

「ありがとうございます！もちろん私も推薦した身として細かなサポートはさせていただきますから。」

さ「えっ待って情報処理が追いつかないっ！！」

「一緒に頑張りましょさやさん！」

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