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翌朝起きると兄と良平さんは帰っていてリビングも片付いていた。

「あ〜あ〜(ガラガラ)」

声はガラガラだが微かにならでる。今日の仕事は…

予定を確認していると寝室のドアが開いた。

梅「あっ起きてた」

「おはよ」

梅「やっぱ声はガラガラだな。」

「うん」

梅「なぁこれどういうこと」

見せられたのは昨夜打ち込んでそのままにしていた文章だった。

「どうして…」

梅「昨日寝る前寝ぼけてたのか知らんが送られてきたんだけど。慌てて寝室来たら寝てるし起きたら話聞こうと思って」

「へ…?」

梅「声がなくなったらみんなが離れていくなんてどうして思ったの」

「それは!自分の体質が嫌になっただけで深い意味なんてない…から…」

問い詰められて裕一郎さんの顔を見れなくなっていた。

(ダメだ。泣きそう…)

梅「俺は…Aから声が無くなったとしても離れない。」

「…っ!」

梅「声は…俺の俺たち声優の仕事からしたら命よりも大事だっていう考えの人もいると思う。けどAの仕事は声優?違うだろ?イラストレーターだ。」

「…」

梅「声のことだけじゃない。なにか悩んで自分傷つけるとかに発展して大事な手が使えなくなるよりも今Aが本当に何がしたいのかを尊重したい。それが例え声をもう出さずに生活をしたいって言うならアプリを使った会話でもいいと俺は思ってる。」

「…でも」

梅「でも?」

「私が声を出せなくなった事をなにかのタイミングで記事とかにされたら…。」

梅「そんな事痛くも痒くもないって。世の中には病気で声を失ってしまった人もいる。だからこそ今ある俺たち一人一人の特別なこの声帯を十分に使い切ったと思うなら声を失くす選択肢も俺はありだと思う。」

「裕一郎さん…」

梅「これは俺だけじゃない江口さんや良平さんからの伝言。辛くなったなら逃げてもいい。生きていてさえくれれば。嫌な現実から1回や2回逃げたっていいんだよ。」

「逃げる…」

梅「今回はちょっと仕事頑張りすぎてる。それは自覚があるんだろ?だったらキリのいいところでしばらく仕事を休んでもいいと俺は思うよ。ブランドの服デザインを考えるとか。あとは家から離れてイベントに参加するとかさ?」

そう言いながら裕一郎さんは部屋着のズボンポケットから2枚のチケットを見せてきた。

「これは…」

梅「Trignalの幕張公演。俺は仕事あるし行けるか微妙だけどさやさんと行ってこれば?幕張だしさやさん家から近いだろ会場。」

「ありがと…。」

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チビチビ・むさし(プロフ) - リクエスト対応ありがとうございます! (2021年12月3日 21時) (レス) @page26 id: a1b8301d92 (このIDを非表示/違反報告)
チビチビ・むさし(プロフ) - リクエスト...(できれば!) ○○のしないと出られない部屋ですかね.. (2021年11月29日 21時) (レス) @page25 id: a1b8301d92 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - チビチビさん» わああっ!!ありがとうございます!年中ネタ切れ状態なのでいつでもリクエスお待ちしております!笑 (2021年9月25日 11時) (レス) id: 25b1f3f3f3 (このIDを非表示/違反報告)
チビチビ(プロフ) - 続編おめでとうございます! 江口兄妹は絶対美男美女 (2021年9月25日 9時) (レス) id: a1b8301d92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつき | 作成日時:2021年9月25日 1時

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