164話 ページ20
モニターを見ているとやはりそこにはKiramuneの全員が揃っていた。
貴「皆さん…。…！ステージ暗転お願いします」
ス「はいっ！」
貴「あとは神谷さんの声似合わせてゴホッ」
マ「わかったからあんまり喋らないの！」
神「みんなー！盛り上がってくれてかい！？」
客「えっ！！」
柿「まだまだここから盛り上がっていくぞー！」
客「えっー！」
神「それでは聴いてください。僕らの描く未来」
貴「2段目のライトつけて…！」
ス「はいっ！」
マ「ほら皆さんが時間繋いでくれてる間に…！」
医「お待たせしました！…これはもう無理だよ。立ってるだけで奇跡になってしまう」
貴「それでも…！目の前に待っていてくれる方がいるんです。私はその方のためにならどうなってもいいと思ってます。」
医「…はぁわかった。ただし今日のこの公演が終わったらもう歩くのも難しくなる。ある程度回復するまでは時間もかかるだろうし最低3日間の入院が条件いいね？」
貴「…はいっ…」
医「マネージャーさんもよろしいですか？」
マ「元々東京公演が終わったら1週間のまとまった休みが取れてたので大丈夫です。」
医「了解です。じゃあこれ飲んで震えは多分マシになる。そこに横になってちょっとマッサージして痙攣抑えよう。」
貴「ありがとうございます。」
ス「捕まってください！」
貴「ほんとにすいません…」
医「マイクはもう持たないこと。持つとしても何か支えの紐つけて持って。ポップアップは立ってだけなら許可する。ジャンプアップはもう着地に耐えられないからだめだよ」
貴「はいっ…」
医「じゃあ…薬もすぐ効いてくると思うから最後まで楽しんできな？」
貴「ありがとうございますっ」
ス「衣装持ってきました！」
貴「この衣装って」
ス「さっき神谷さん達が記念の日なんだから思い出ので出て欲しいって言って持ってこられたんです笑」
貴「なんですかそれ泣笑」
こうして準備は進んでいき皆さんが繋いでくれているステージ裏まで来れた。
貴「皆さんありがとうございます。準備出来ました。いつでも大丈夫です。」
〜ステージ〜
神「皆さん盛り上がってくれてますか！？」
客「いえーーい！！」
浪「すっごい熱気！」
神「改めましてKiramuneオールスターです。よろしくお願いします！」
客「いえーい！(拍手)」
神「いやーね？勝手に本人不在だけどステージ上がってちゃいましたね笑」
柿「だってね？たまたま見に来たら皆んないる訳だしそりゃ」
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作者名：なつき x他1人 | 作成日時：2021年3月4日 4時
