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163話 ページ19

貴「じゃあお名前聞いてもいいかな??」

客1「はなです!」

貴「はなちゃんか!今日はどこから?」

客1「名古屋から…!」

貴「名古屋!!!ありがとねじゃあ次の方お名前聞いても」

客2「ゆうとです!」

貴「ゆうとくん!じゃあ今日は誰と一緒に?」

客2「彼女と…!!!」

貴「えっ!!!?彼女さんどこにいるかわかる?」

客2「あっそあそこら辺の席です!」

貴「ゆうとくんの彼女さんちょっと立ってもらっていいですか??スタッフさんお願いします」

客(彼女)「ひえっ…」

ス「ちょっとその場で立っていただいて…」

貴「慌てなくて大丈夫だからね?!大切なデートにわざわざ私のライブ来てくれてほんとにありがとうございます。今日この後のご予定は??」

彼女「なっ何も聞いてなくて!!」

貴「あれ?そうなの??」

客2「ちゃんと用意はしてます…ボソッ」

貴「あー笑でもほんとに可愛くて雰囲気も優しい感じの子だから大切にしないと私と今日この会場にいる皆が許さないからね??」

客2「えっはい!?」

貴「彼女さんも今日は最後まで楽しんでったねー!」

彼女「はいっ!!」

貴「じゃあ…最後に触れますか??」

客3「おい!笑」

貴「来てくださってることは知ってたんですよ。まさか当てますか!?さあ最後のお客様お名前教えて貰っていいですか?」

梅「あーどうも梅原裕一郎です」

客「キャッ!!!」

貴「うわ今日1の歓声な気が笑…ってことは梅原さんの席の近くに西山さんと花江さんもいるってことですね?」

梅「あーいますよ」

貴「はあ…で今日は何故ここに?」

梅「んーチケットが当たったから」

貴「妥当な答えきましたよ笑」

客「笑笑」

貴「まあいいやっそれじゃぁ早速この3人の無茶ぶりに答えてみようかな!」

こうしてコーナーが進んでいきアンコールまで来た

〜セット裏〜
貴「ハアハアっ…!」

ス「これ以上は今日は無茶です!」

貴「でもっ…」

この階段を上がれば沢山のファンの皆さんが待ってくれている…。
私だけの事情でガッカリして欲しくない。

貴「行けます…((ガタッ…!!」

ス「無茶です!!」

〇「Aちゃん…ここまでよくやったよ。時間は繋いでおくそれまでに1曲少なくとも歌い切れるように新しく体制作り直して。」

貴「へっ…」

そう声をかけられて顔をあげると見覚えのある後ろ姿が目の前の階段を上がっていくのが見えた。

△「大丈夫ファンの皆さんが待ってくれている。その事実がある限りね?」

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作者名:なつき x他1人 | 作成日時:2021年3月4日 4時

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