実は実話の実話ツアー。 ページ12
A ｢俺には父さんがいたんだ。俺とよく遊んでくれて、優しい逞しい人だった…その日もちょうどカードゲームをして遊んだんだ。
数日後の夜にさ、お父さんが接待で遅くなるとか言って、帰りを待ってたんだ。
だけど全然帰ってこなかったから…幼かった俺は大袈裟に心配になってお父さんを迎えにビル行ったんだ。
ビル中に入ったらさ……お父さんと女の人がジャれてて………き、もち…悪くて。
その場から逃げて、逃げた挙句の果てに森の中でママに見つけてもらったんだ。
それから男の人信用出来なくなっちゃってさw｢あぁ、これから大人になったら男の人と結婚しないといけないのか｣って思ってたらもっと嫌になって……。
それで今日までずっと
人間不信のまま男のしての人生を生きてきたんだ。｣
笑っちゃうだろwwwなんて言いながら俺はくらい空気を明るくしようとした。
レイ ｢目、笑ってないんだけど←｣
A ｢あ、そういうの言いんで←｣
するとレイはスイッチが入ったかのように俺を抱きしめた。
そしてレイは口を開き始めた
レイ ｢俺はお前に悲しい思いとか…させたくなくてよく話しかけてたんだ。
いやまぁ…迷惑だったかもだけど……。
それでもお前は俺と話した時微笑んでくれた。もっとお前のためにできることは無いか…いつも考えてたんだ。気持ち悪いよな。大して絡みもねぇのに…ごめん。｣
A ｢ッ…そんなこと…ねぇよ！
ずっと気持ち悪かった…苦しかった…！｣
俺は涙が溢れて止まらなかった。
俺の中で嬉しい感情と悲しい感情が混ざった。
俺はこんなに支えてもらってたんだと思った。その時初めて人の優しさを知った。その夜だけ気持ちを軽くし、レイの胸の中で思い切り泣いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
病瀬(プロフ) - ハナさんありがとうございます！これからも長々書いていくつもりなので気長に待っていてほしいです！ (2019年1月14日 2時) (
レス) id: 8080c83005 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 凄い……！続き楽しみにしてまーす！ (2019年1月13日 21時) (レス) id: 06338ad464 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：病瀬 | 作成日時：2019年1月13日 21時
